コンロ横の細長いスペースへの調味料保管は【温度と湿気に注意】

コンロ横の細長いスペースへの調味料保管は【温度と湿気に注意】

第1721回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
最近、SNS上ではキッチンのコンロの横にある小さな収納スペースが話題になっています。そもそも、ここに収納スペースがあると気付いていない人は多かったようで、次々に「気づいた!」という人たちの投稿がアップ。この細い場所、わかりにくいですよね。

コンロ横の細長いスペースは調味料保管にピッタリだけど

ちょうど調味料を入れるにはおあつらえなサイズ感。食卓やコンロなどに置きっぱなしになりそうなしょう油やラー油、コショウ、七味トウガラシなどの調味料を収納するにはちょうど良いサイズなのですが、収納するものは選んだ方が良いかもしれません。

というのも、このコンロ横の調理スペース、なかなか暖かくなるのです。先日、料理をしている際にふとコショウを取り出そうとしたところ、ビンが結構温かい。火の近くで調理をしていたから気づかなかったけど、調理の影響でどうしても暖かくなってしまいやすいみたい。

コンロ横の調味料スペースに保管して問題なさそうな調味料って?

どんな調味料なら保存しても影響はないのだろう? 調べてみると、調味料によって常温でもよいもの・冷蔵したほうが良いものに分かれるみたい。

たとえば、しょう油は冷蔵庫で保管するのがベスト。熱によって酸化が進んで、色や香り、風味を損ないやすくなるそうです。また、カビの繁殖を防ぐこともできます。

コショウもやっぱり冷蔵庫での保管が最適。コンロ周辺に置くと湿気や水分を吸って固まってしまったり、香りが弱まる原因につながります。では、七味唐辛子は? やっぱりこちらも湿気は一番の大敵で、高温になると香りが飛びやすくなるそう。

一番問題がなさそうなのが、塩。ただ、湿気を吸うと固まってしまうので密封力の高い容器で保存するのがベスト。砂糖の場合はむしろ乾燥すると粒同士が固まりやすくもなるため、冷蔵庫に入れない方が良さそうですが、温かくなると溶けてしまう可能性もあるため、コンロからは少し離れた場所に保管するのが良さそうです。

動線の便利さから、ついついあれこれ調味料をいれがちだけど、熱と湿気にはご注意を。調味料の持ち味を長くいかせるよう、保管場所には気をつけましょう!
(文・団子坂ゆみ/考務店)