「ソーセージ」のこと説明できる?
と、その前に…そもそも、ソーセージって何者か知っていますか? 「ウインナーと何が違うの?」と思ったことはありませんか?
じつは、ウインナーはソーセージの一種。一般的に出回っているソーセージについて簡単にご説明します。
【ソーセージの種類】
・ウインナーソーセージ
「豚や牛や鶏などをミンチして、味付して羊腸または同じ位の太さのケーシング(太さ20mm未満)に詰めて、くん煙・加熱したもの」
・フランクフルトソーセージ
「製法はウインナーソーセージと同じですが、豚腸または同じ位の太さのケーシング(太さ20~36mm未満)に詰めたもの」
・ボロニアソーセージ
「製法はウインナーソーセージと同じですが、牛腸または同じ位の太さのケーシング(太さ36mm以上)に詰めたもの」
・リオナソーセージ
「ソーセージの原料にチーズやほうれん草などの野菜を加えてつくったもの」
・ドライソーセージ
「牛肉や豚肉などをミンチして、味付してケーシングに詰めて、乾燥してしあげたもの」
※伊藤ハム「ハム・ソーセージの種類」より
このほかにも、「魚肉ソーセージ」もありますが、もちろんソーセージの仲間です。
ウインナーは煮物でもおいしい
では、いよいよ本題に突入。まずは、“ソーセージといえば”の代表・ウインナーを使ったびっくりレシピから。おもに炒め物に使われるイメージが強いウインナーですが、「煮物」にも合うんです。
【材料】
・大根…1/2本
・ウインナー…8本
・和風だし…2カップ
★砂糖…大さじ1
★みりん…大さじ2
★酒…大さじ2
★しょうゆ…大さじ2
★塩…少々
【作り方】
1)皮をむいた大根を厚さ1.5cmの輪切りにし、10~15分下茹でする
2)ウインナーは半分に切り、細かく刻みを入れる
3)鍋に材料をすべて入れ、弱火で煮込む
4)大根が柔らかくなったら完成
刻みねぎを振りかけたり、からしを付けたりしても、アクセントになっていい感じ。大人も子どもも喜びそうなレシピです。
ドライソーセージでスコーン
続いては、「ドライソーセージ」を使ったレシピ。おつまみのイメージが強いドライソーセージも、様々な料理に使うことができます。その中から、スコーンのレシピを紹介します。
【材料】
・ドライソーセージ…1本
・アーモンド…40g
・チーズ…50g
・バター…60g
・牛乳…100cc
・卵黄…1個分
★薄力粉…250g
★ベーキングパウダー…大さじ1
★砂糖…20g
★塩…小さじ1/2
★粗挽き黒コショウ…少々
【作り方】
1)★の材料をざるなどで振るいながら混ぜる
2)その上にバターを入れ、包丁などで細かく刻み、手ですりつぶす
3)粉とバターがしっかり混ざったら、細かくカットしたドライソーセージと刻んだチーズ、アーモンドを加えさらに混ぜる
4)3で土手を作り、中央に牛乳と卵黄を流し込み、練りすぎない程度に混ぜる
5)ひとまとめにして、ラップをし、冷蔵庫で1時間ほど寝かせる
6)打ち粉をして生地を伸ばし、好みの大きさに切り分ける
7)クッキングシートを引いた天板に並べ、180度に予熱したオーブンで20分焼いて完成!
ドライソーセージがない場合は、魚肉ソーセージやボロニアソーセージ、ウインナーなどでも代用可能。お食事系スイーツなので、おやつよりも朝ごはんに向いているかも?
ソーセージはとても身近な食材だけど、ひと工夫すれば今まで気づかなかった料理にも使えます。和・洋・中なんでも合うし、「ドライソーセージのスコーン」のようにお菓子にも使えるので、「合いそう!」と思ったら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)