実は間違っているかも!? やってしまいがちな花粉症対策

第1738回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
Twitterを見ていると3月に入ったあたりから、「花粉がつらい」や「目がかゆい」といったツイートを散見するようになりました。他にも、マスクや目薬、アレルギー薬など、花粉症対策グッズを購入している人たちも見受けられますが、普段行っている花粉症対策にはあまり効果がないかもしれません。

玄関で衣服をバタバタさせるのは正解?

外出時の花粉症対策としては、メガネやサングラスを着用して、花粉が目に入ることを避け、マスクをつけて鼻や口からの花粉の侵入を防ぎますよね。これ自体はまったく問題ありませんが、外出先から帰宅した際に、うっかり間違いをしがちなのです。

一般的に言われていることは、自宅に入るときには、「衣服についた花粉を落としてから」ですよね。しかし、人によっては玄関に入ってから衣服をバタバタして花粉を落としているのだとか。こうしてしまうと、家のなかに花粉を拡げてしまうのでNGです。

では、家のなかではなく、玄関先でバタバタさせればいいのかというと、これも微妙…。というのも、衣服をバタバタさせると、たしかに衣服に付着した花粉を軽減させることができます。でも、衣服から飛び散った花粉が目や鼻などに入ってしまう可能性があるんです。そのため、ベストな方法は、掃除などで使用する粘着ローラーで衣服についた花粉を取り除いたり、濡れた布巾で静かに落とすのがもっとものいいのだとか。

花粉でつらいママ

空気清浄機は寝室やリビングに置く?

ハウスダストや花粉を吸いこんで室内の空気をキレイにしてくれる空気清浄機。普段から活用している人も多いと思いますが、設置場所はおそらく寝室やリビングではないでしょうか? 「部屋の空気をキレイにしたい」ということであれば、設置場所はそれで正しいでしょう。

でも、花粉症対策の観点ではやや不正解かも。花粉症がひどい方は、リビングや寝室の窓はあまり開けないので、そこからの侵入はそこまで多くありません。でも、玄関を開けて外出はしますよね。そうなんです。そのときに花粉が家の中に入ってしまうので、空気清浄機で花粉症対策をするなら、玄関に置くようにしましょう。

これからしばらくは、花粉症の方にとってはつらい時期。だからこそ、家の中に侵入してしまう花粉を少しでも減らせる工夫をしてみてはいかがでしょうか。
(文・山手チカコ/考務店)

※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。