日々忙しくしていると忘れてしまいがちなのが災害や危機管理のこと。ガス・水道・電気といったライフラインが使えなくなったり、物流が途切れて物資が届かなくなったり…災害は日常と隣り合わせで突然、おとずれます。特に私たちの生活の中で大切なのが「食」です。日頃からインスタント食品や缶詰など備蓄されている方も多くいらっしゃると思いますが、普段の食事を非常時にも食べられたら心のゆとりに繋がります。
作ったことのない料理をもしもの有事の時に作るのはなかなか難しいことです。でも、家庭にあるもので食事を作ることができたらとても心強いですよね。常温で保存ができ、簡単な調理で食べられるような、米、乾麺、大豆製品、缶詰、乾物、野菜ジュースなどは普段の食事にも有事の時にも活用できる優れた食材です。今回は新刊「備えいらずの防災レシピ 「食」で実践フェーズフリー(東京法令出版刊)」より、おすすめの防災レシピを3点ご紹介します。一家に1冊、永久保存版です。
■湯せんでできる!カンタンご飯
普段の生活に欠かせない米。災害などの非常時でもご飯を炊くことができます。体内のエネルギー要素として必要な炭水化物である米は災害を乗り切るためのベースとなります。水がない場合、緑茶、牛乳、オレンジジュースなども使えます。
調理道具:ポリ袋、カセットコンロ、なべ
材料(2人分)
米…1合
水…210ml(マグカップ1杯程度)
作り方
1、ポリ袋に米と水を入れ、空気を抜きながら口を閉じる。
2、沸とうしたなべに入れて20分湯せんした後、そのまま15~20分蒸らす。
3、袋のまま口を開けてそのまま食べられる。
■絶品!お豆がたっぷりトマトソースパスタ
材料で使うトマトジュースはミネラルやビタミンCなどの栄養を多く含み、缶入り、ペットボトル入りは長期保存が可能。災害時の栄養補給にもぴったりです。
調理道具:ポリ袋、カセットコンロ、なべ
材料(1人分)
パスタ…50g
水…100ml
トマトジュース…300ml
蒸し大豆…50g
なめたけ…30g
海苔…適量
粉チーズ…適量
作り方
1、パスタは半分に折ってポリ袋に入れ、水を加え30分おく。
2、トマトジュースを加え、空気を抜きながら口を閉じ、なべで湯せんする(パスタの袋の表示時間を目安に)。
3、ポリ袋を開け、蒸し大豆となめたけを加えちぎった海苔と粉チーズで味を調える。
配信: レシピブログ