【実は下水道並み?】8億個の細菌が… トイレブラシのケアしてる?

第1826回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
日頃トイレ掃除に使用しているトイレブラシ。汚い場所をきれいにしてくれる働き者ですが、トイレブラシ自体が細菌のすみかとなっていることも多いようです。

●トイレブラシは下水道並み、8億個の細菌が住み着いている!?

トイレブラシにきれいなイメージを持っている人はあまりいないと思いますが、実際に一般家庭のトイレブラシには、1本あたり72万~8億4000万個の細菌と、7万2000~330万個のカビが付着しているんだとか。

数字が大きくて、どれだけ汚いかイメージしづらいですが、この数は下水道並みだそうです。そしてこれらの菌やカビは、ブラシケースの湿った環境の中でどんどん繁殖し、ケースの受け皿にたまった水も多数の菌とカビを含んでいるそうです。

【実は下水道並み?】8億個の細菌が… トイレブラシのケアしてる?

●水切り危険!?トイレブラシの正しい扱い方

湿った環境がいけないなら、掃除したあとに良くブラシの水切りをすれば良いんじゃ…?と思った人はストップ!実は水切りのために、トイレのフチなどにブラシを叩き付けたりすると、その水滴は1メートル以上飛び散り、トイレ全体を汚染してしまうことにもなるんだとか。

ブラシをきれいにするには、バケツにごみ袋を2重に張り、除菌・漂白剤をぬるま湯に入れて、そこにブラシを30分程度つけ置きすると良いそうです。また、普段からトイレ掃除後は、ベランダや外でブラシとケースをしっかり乾燥させると細菌の繁殖を防げるようです。

●ケアが面倒な人にはこんな方法も!

毎回掃除したあとに、乾燥させてからしまうなんて面倒! と言う人は、まず使い捨てのトイレに流せるブラシがあるので、そちらを試してみてはいかが? 使い捨てブラシはちょっと割高と感じる場合は、使用済みの歯ブラシを使ったり、便器や床のお掃除シートを使ったあとに、割り箸にはさんで巻き付け、さらに洗剤を足してブラシ代わりにするというテクニックも!

トイレ掃除には欠かせないトイレブラシですが、ブラシ自体が汚れていては、掃除をした便器を使うのもためらってしまいます。日頃のケアやちょっとしたアイデアで汚染されたブラシを使うことは防げるので、ぜひお試しください。

(文・姉崎マリオ)