【液性に注意!】フローリングのお掃除に使っちゃダメ!な洗剤

第1855回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
日頃掃除機をかけているだけだと、だんだん汚れが目立ってきてしまうフローリング。特にペットや子どもがいる家庭では、油汚れや食べ物をこぼして汚れがいつの間にかついていたりと、掃除機やから拭きだけではどうにもならない汚れも多いと思います。

でも、適当に洗剤を使うとワックスが剥がれたり、床が白くなってしまったりと思わぬ落とし穴が…! フローリングの掃除に使っちゃダメな洗剤について調べました。

洗剤

●アルカリ性はワックスやコーティングの敵!

お掃除に大活躍の、水に溶かすとたいていの汚れを落としてくれる重曹やセスキ炭酸ソーダ。スプレーボトルに入れて常備している人も多いと思いますが、フローリングにはこれらアルカリ性のものは基本的にNGなんだそうです。

アルカリ性の洗剤は、油を分解してくれる効果が高いのですが、ワックスやフロアコーティングの主な成分も油。つまり、アルカリ性の洗剤を使うと、せっかく塗ったワックスやコーティングが剥がれてしまうことに!

また、重曹は水に溶けにくいため、溶け残った細かい重曹が、ワックスやコーティングの目に見えない小さなでこぼこに入り込んで、床が白くなってしまうこともあるんだとか。水に溶けにくいから水拭きでも除去しづらく、こうなってしまうと元に戻すのはかなり大変なことに…。

●酸性は木の天敵?

アルカリ性がダメなら、酸性のものなら…とクエン酸やお酢、酸性の洗剤を用意するのもNG。酸は木材を劣化させるそうで、特にワックスやコーティングが薄くなっているときに使ってしまうと、木を傷めてしまうことになってしまうそうです。

また、クエン酸も濃度が濃すぎると溶け残りやすいため、フローリングが白くなってしまう原因になる可能性があるそうです。

●スチームクリーナーやメラミンスポンジも注意!

ほかにも、強力に汚れを落としてくれるスチームクリーナーは、やはりワックスを溶かしてしまうため、フローリングには不向きですし、メラミンスポンジもマジックなどの汚れを落とすには便利ですが、やりすぎるとフローリング自体を削ってしまうことに…。


意外と注意することが多いフローリング掃除の洗剤選び。市販のフローリング用洗剤は、ほとんどのものが中性なので心配無いですが、ほかの洗剤を代用しようと思ったときなどは、洗剤の液性をチェックして、フローリングを傷めることにならないよう注意しましょう。
(文・姉崎マリオ)