脱臭に使える…とはいえコーヒーかすどうやって乾かす&保存する?

第1990回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
「淹れ終わったコーヒーのかすは捨てちゃもったいない!」「コーヒーかすは、脱臭効果抜群!」とはいうけど、 いざコーヒーかすが出て使い始めてみると、あることに気づきます。

それは“消費よりも生産スピードが速い&カビが生えやすい”ということ。コーヒーの消費量は家庭によってまちまちなものの、ドリップで淹れるならば、1回にスプーン3~4杯分のコーヒー粉末を使うことが多いでしょう。しかも、毎日淹れる場合、かなりのスピードでコーヒーかすは溜まっていきます。

対し、小分けにしたコーヒーかすを玄関やトイレなど、脱臭を目的で色々な場所においても、さすがに毎日交換せずともよく…。週に1回くらいで交換する家庭が多いと思います。

そうなると、溜まっていくコーヒーかすをどこかで保存しなければなりません。しかし、コーヒーかすはきちんと乾燥させなければあっという間にカビが生えるし、乾燥にも意外と時間がかかるのが難点。こうした難しさから、コーヒーかすを溜めるのが面倒くさくなってしまったという人も少なくないのでは?

コーヒーかす

もっと効率よく、コーヒーかすを乾燥させる方法はないものでしょうか?

一番ポピュラーな方法は、フライパンで乾煎りするというもの。一番早く乾くのですが、その時間フライパンの前にたっていないといけないし、ガスや電気代金がかかるのはチョットいただけません。次点、電子レンジでの乾燥。これは電子レンジに入れて温めを押すだけですが、フライパンの乾煎りよりもはるかに電気代がかかってしまいます。

いい方法はないものかと、あれこれ探してみると、もっともお手軽でお金もかからなそうな方法が、「エアコンの室外機の前に置く」というもの。コーヒーかすをバットなどに広げたら、バッド全体ごと不要なストッキングで包んで縛ります。

あとは、室外機の前に高さを調整して置くだけ。室外機から出てくる排気でコーヒーかすの水分がどんどん飛んでいきます。

同様に、テレビや冷蔵庫などの家電の排熱を利用する方法も。やり方は室外機同様。あらかじめ絞ったコーヒーかすを廃棄ストッキングなどに小分けにして排熱口の近くに置くだけ。あまり近くに置きすぎると、家電の排熱効率が悪化し、故障の原因になるのでご注意を。

保存は通気性の高い素焼きの容れ物や吸湿性に優れた木製の入れ物が◎。ただし、カビの温床にならないよう、しっかり乾かしてから保存しましょうね!
(文・団子坂ゆみ/考務店)

あなたにオススメ