秋分の二十四節気発酵レシピ│モロヘイヤの発酵ネバネバぶっかけ、お揚げの醤油麹焼き、スパイスチキンの塩麹焼き

秋分の二十四節気発酵レシピ│モロヘイヤの発酵ネバネバぶっかけ、お揚げの醤油麹焼き、スパイスチキンの塩麹焼き

2020年9月22日(火)~10月7日(水)は、二十四節気の「秋分(しゅうぶん)」にあたります。二十四節気とは、古代中国から伝わった、1年間を約15日間に分けて24等分した暦です。

前回の「白露(はくろ)」は、二十四節気の15番目の節気で、草木に露が見られ、朝夕の気温が低くなる本格的な秋の到来を告げてくれました、今回ご紹介する「秋分」は、白露の次の節気で、二十四節気の16番目にあたります。秋分とは、どのような時期で、どんな食べものが旬を迎えるのでしょうか? また、秋分にピッタリの発酵レシピとして、モロヘイヤの発酵ネバネバぶっかけ、お揚げの醤油麹焼き、スパイスチキンの塩麹焼きをご紹介します。

秋分(しゅうぶん)とは

秋分(しゅうぶん)とは

春分と同じく、昼夜の長さがほぼ同じになるのが秋分。太陽が真東から登り、真西に沈みます。秋分を境に、日は弱く、短くなり、少しずつ冬へと近づいていきます。

また、秋分の日は、秋のお彼岸の中日でもあります。秋のお彼岸は、秋分の日の前後3日間の計7日間を指し、祖先を敬い、偲ぶ日とされています。お墓参りや法会などの先祖供養を行う方も多いでしょう。

また、昔の人は、秋分の日に豊作を祝い、収穫したばかりの小豆で「おはぎ」をいただいたそうです。

秋分の日や秋のお彼岸に食べるおはぎは、秋に咲く「萩の花」にちなんでいます。ちなみに春分の日や春のお彼岸にに食べる「ぼたもち」は、春に咲く「牡丹の花」にちなんでいるそう。

さらに、小豆には邪気を払う力があると考えられていたため、お彼岸におはぎやぼたもちをお供えするようになったといわれています。

おはぎ以外の秋分の食べ物といえば、ご先祖さまを供養する意味を込めて、精進料理や故人が好きだった食べ物も挙げられるでしょう。

秋分の頃は、秋の食材と発酵調味料を使った手作りごはんで、滋養強壮につとめましょう。

秋分の七十二候(二十四節気をさらに3等分したもの)

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)

夏の間、夕立の頃に鳴っていた雷が治まるころ。

蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)

寒さが少しずつ増し、元気に飛び回り、鳴いていた虫たちが、巣籠の支度を始め、土の中へと潜っていく。

水始涸(みずはじめてかるる)

収穫の秋を迎え、田んぼから水が抜かれて涸れる時期。

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