イライラしているときに、子どもが何かをやらかしてしまった……。そんなとき、私はカッとなって、子どもを叩いてしまったことがあります。そのときに思った気持ちとその後の行動、どう子育てをしていくのか考えさせられた経験をお伝えします。
イライラからつい子どもを叩いてしまった
私は子どもを毎日のようにしかっています。それは子育てをしているママなら、きっとよくあることだと思います。その日は、3歳の長女が1歳の次女を物で叩いたことが原因でした。幸いなことに、次女はケガをしませんでしたが、いつもよりイライラしていた私はカッとなって長女を叩いてしまったのです。
そのときの子どもが泣いている状況と背中に付いた赤い手跡に、ただただ申し訳ないという気持ちとやり過ぎてしまったという罪悪感だけが残りました。
叩いてしまったあとの長女への対応
罪悪感に苛まれ、後悔しましたが、長女を叩いてしまったことは事実です。私は冷静になってから、泣いている長女の目をしっかりと見て、なぜこんなことをしたのか聞き、妹に物を投げてはいけないと説明をして妹に謝らせました。
そのあと、「痛かったね、ごめんね」と私も叩いたことを謝り、「〇〇ちゃんも同じように痛かったと思うよ」と言って聞かせました。その日以降、長女は妹に手を出さなくなりました。
改めて考えた子育てのこと
その夜、帰宅した主人に、私はその日にあったことを伝えました。「人はどうしても感情や気分で怒ってしまう。けれど、子どもに対しては怒るのではなく、”やったことに対してしかる”ことをしていこう」と主人は私に言いました。
私は主人の言うことに納得し、この日のできごとを反省しました。そして何よりも子どもを叩かないでいいような教育と環境づくりが大切だということに気付かされました。
子どもを叩いてしまったことがある方は、私と同じように罪悪感に苛まれたのではないかと思います。後悔しても叩いてしまった事実は変わりません。でも、その後の行動、これからどうするかが大事だと私は思っています。
著者:鳥居香咲配信元
