手作りおもちゃ
まずはおもちゃを自分たちで作ってしまう方法から。身近にあるものからおもちゃを作れば、おもちゃの費用が抑えられるだけでなく、自分で作ったものと言うだけで愛着も湧くものです。
子どもが大好きな粘土も自宅で手作りできます。材料はかたくり粉と水だけ。かたくり粉をボウルに入れて、水70〜90ccを数回に分けて少しずつ加えて混ぜていくと、あっという間に粘土に! 水を多めにすると、柔らかめのスライムのような粘土になります。
ペットボトルの余ったフタが2個あったら、片方に小さめのビーズやお米、小豆などを入れ、テープで2個をつなぎ合わせれば、小さなマラカスに。ほかにもペットボトルは、水と光るセロファンやビー玉を入れて口をしっかり閉じれば、キラキラでかわいいおもちゃに。振ったり傾けて中の様子が変わる姿を子どもと一緒に楽しめます。
段ボールには夢が詰まっている!
大きめの段ボールは子どもにとっては魅力的な遊び道具。何か大きい荷物が届いたときには、畳んで保管しておき、休みの日に組み立てて秘密基地に利用しちゃいましょう。くりぬいて出入り口を作り、上に毛布や布団を掛けて、中でお菓子を食べるだけでも非日常感から子どもたちは大喜び間違いなし!
さらに新聞紙など不要な紙を細かくちぎって段ボールに入れれば段ボール風呂になります。紙をちぎる作業でパパやママのストレス発散にもなり、子どもたちは段ボール風呂の中で大騒ぎできます。段ボールの中身が飛び散らないよう、周囲にもレジャーシートや新聞紙を敷いておくと片付けも楽ですよ。
何もなくても遊びはいっぱい
遊び道具になるようなおもちゃがなくても、子どもと楽しめるゲームはいろいろあります。いくつかのヒントをあげて、子どもにあててもらう質問ゲームは年齢に合わせて難易度を変えられる何歳でも楽しめるゲーム。親が正解となるものを決めて、それに関する質問を子どもにしてもらいます。「色はなんですか?」と聞かれたら「赤」、「たべものですか?」「はい」、「正解はリンゴ」といった感じに進めていきます。
ほかにも意外と盛り上がるのがジェスチャーゲーム。いろいろなものを言葉を使わずに表現してあててもらうのは、思っているよりも難しく、ついつい大笑いしながら楽しめちゃいます。恥を捨てて、必死にポーズを作るのがポイント!
どこにも出かけない休日でも、家の中は子どもにとっては全てがおもちゃに変わり得ます。発想力を養うためにも、自宅で遊ぶ見本を見せてあげて、それをきっかけに独自の遊び方を子どもと一緒に考え出すのも楽しそうですね。
(文・姉崎マリオ)