離乳食後期以降、急に離乳食を食べなくなった!どうすればいい?

離乳食後期以降、急に離乳食を食べなくなった!どうすればいい?

この記事では、保育士であり、離乳食インストラクターの中田馨さんが離乳食後期ごろの悩みについて紹介します。せっかくたくさんの食材が食べられるようになる離乳食後期に、急に食べなくなる赤ちゃんがいます。そんなときに大事なことは、赤ちゃんに無理強いしないことです。

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。

保育所で保育していると、離乳食後期以降の赤ちゃんが急に離乳食を食べなくなることがよくあります。今までパクパク食べていた赤ちゃんが、急に食べなくなったらビックリしますね。離乳食は赤ちゃんが元気に活動するための大切な食事。こんなとき、ママは赤ちゃんにどう対応すればいいでしょうか?

どうして食べてくれないの?

赤ちゃんはどうして急に食べてくれなくなったのでしょうか?答えはきっとその子その子によって違います。代表的な理由としては、以下などがあげられます。

・食べ物が大きくて食べにくい

・食べ物の固さが苦手

・食べるよりもほかのことに興味関心が向いている

・おなかが空いていない

・歯が生えてきてむず痒い

・選り好みできるようになった

ご自分の赤ちゃんが、なぜ食べないのかを観察してみるのもいいですね。

赤ちゃんもママも無理しなくていい

赤ちゃんが食べなくなったことを、親主体ではなく赤ちゃん主体で考えてみるといいかもしれませんね。親はやっぱり食べてほしいですから、時間をかけてでも食べさせようとします。私もそうでした。でも、まずは赤ちゃんに立場に立ってみましょう。

・食べたくなければ今は食べなくてもOK

食べてくれればラッキーと思おう! まずは「今、食べたらラッキー。食べなかったらあとでいいや」くらいの気持ちで臨んでみましょう。

・自分で食べるのを見守ってみる

食べこぼしもどんとこい! 自分で食べるのを見守ってみるのも一つです。私の保育所でも、なかなか食べてくれない子の口の前にスプーンを持って行ってもやっぱり食べてくれません。なので、簡単につまめるメニューを目の前に置いて、赤ちゃんが興味を示すまで隣でゆっくり待ってみます。すると、自分から食べ始めることもあります。

・赤ちゃんもママも無理しない

大人も食べたくないことがあります。大人も食べたくないときに「食べろ食べろ」と言われても食べられませんよね。赤ちゃんも一緒です。食べたくないときはいったん時間をおいて、おなかが空いたころにもう一度チャレンジしてみましょう。

食事を急に食べなくなる時期というのは、子どもが成長する過程で多かれ少なかれ起こることです。ママができることは、食べなくても食事を用意し、楽しい雰囲気づくりをすること。100点満点を目指さず、50点を目標に取り組んでみてくださいね。

著者:離乳食インストラクター協会代表理事・保育士 中田馨

保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。

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