「おいしい」も「ごちそうさま」も言ってくれない夫
ネット上を見てみると、夫に食事を作っても、「おいしい」や「まずい」、「ごちそうさま」などの反応がまったくなくて、作り甲斐がないと悩みを吐露するママを見受けられます。
たしかに、冒頭のように毎日がんばって作っている食事に対して、なんの感想ももらえなかったり、食事のマナーともいえる「いただきます」や「ごちそうさま」といった言葉がないと、子どもの教育面でも不安になるもの。そんな夫との食事を、楽しくするためのコツはあるのでしょうか?
夫の顔色をうかがわずに直接伝える?
世のママたちが食事のときにどんな工夫をしているのか調べてみたところ、「夫に直接気持ちを伝える」という声がちらほらとありました。夫がなにも感想を言ってくれないのであれば、「今日の料理、いつもよりがんばってみたんだけど、おいしく作れているかな?」と、やんわりと感想を求めるパターンもあれば、「味の感想を教えてくれないと、ちょっと寂しい気持ちになる」と、自分の本心をそのまま伝えるママもいるようです。
また、自分の気持ちを一方的に伝えるだけでなく、夫から「おいしいよ」などの感想を言われたら、少し大げさなくらいに喜ぶこともポイントなのだとか。せっかく感想を言われてもママ本人がそっけない態度をとってしまうと、夫は「言わないほうがいいのかな?」と思ってしまう可能性があるといいます。
前述以外の方法では、休日に一緒に料理をする方法も。食事を作る大変さを夫にわかってもらうことで、「おいしい」といった感想を言ってくれるようなったご家庭もあるようです。ちなみに、夫と料理をするときには、“あえて”作るのが面倒な献立にするのがポイントなんですって。なるほど!
もちろん、「いただきます」や「ごちそうさま」のような挨拶に関しては、夫婦で話し合いの場を設けて、せめて子どもの前で言うようにしてもらうなどの工夫も必要ですよね。
夫が何も言ってくれないのは、仕事のストレスがたまっていたり、疲れている可能性もあるので、無理強いをするのはおすすめできませんが、楽しい食卓になるようママがうまい具合に誘導してみてはいかがでしょうか。
(文・山手チカコ/考務店)