メディア個別 「保育園に行きたくない!」泣いて拒むわが子へできる親のサポートとは | ベビーカレンダー | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」

「保育園に行きたくない!」泣いて拒むわが子へできる親のサポートとは

第8840回 ベビーカレンダー
幼稚園や保育園に「行きたくない」という子ども。そこにはさまざまな理由があり、幼いながら心を痛めていると思うと、ママも心が苦しくなります。園に行きたくない原因は? 親ができる子どもへのサポートは? 登園渋りを乗り越える方法を探っていきます。

「保育園に行きたくない……」そう子どもが言ったら、困る半面、何かあったのではと心配になりますよね。まだ自分の気持ちや状況をうまく伝えられない年齢だけに、親がどう向き合い、対処してあげると良いのでしょうか? 今回は、臨床心理士で現在は保育園で保育士へのコンサルテーションをおこなっている塩﨑尚美先生にお話を伺いました。

子どもが登園を渋る原因は?


子どもが登園を渋る理由で一番多いのが、“ママと一緒にいたい”“離れたくない”というケース。特に、ずっと一緒に過ごした休み明けや病気で園を休んでママに看病されていたあとに登園を嫌がる子が多いようです。“ママと一緒にいたい”と似たケースで、“家で好きなように遊んでいたい”という理由もあります。

ほかにも、お友だちとケンカした、先生に叱られた、嫌なことをされたなど“人間関係で嫌な出来事があった”とき。“体調が悪い”ときもくずります。まだ熱が出ていなくても、だるいなどの予兆を感じて行きたくなくなることも。“プールに入りたくない”“先生が代わった”“体操の時間が苦手”“集団行動が好きではない”など、嫌いなカリキュラムをやりたくないケースも。ママと離れたくない以外は、大人が「会社に行きたくないなぁ」と、思う理由と似ていますよね。

大切なのは「行きたくない」気持ちを受け止めること


2歳くらいまでの後追いの時期や他者とのコミュニケーションがしっかり確立できない時期は、ママと離れる寂しさが先立ちますが、年中さんくらいになると明確な理由が出てきて、言葉で表現できることも少しずつ増えてきます。


「行きたくない」と言ったら、「どうして?」と理由を聞いてあげることが大切です。うまく答えられないようなら「友だちとケンカしたの?」「どこか痛いの?」「ママとバイバイが嫌なの?」など、回答を促してあげるといいでしょう。

ただ、理由を聞いてあげるといっても、体調不良などお休みする正当な理由ならまだしも、それ以外はむやみに休ませるわけにはいきません。まずは理由を聞いて、「寂しいよね。ママも寂しいよ」「ケンカしたのね? 悲しかったね」と、子どもの気持ちを受け止めて、落ち着かせてあげることを最優先に。

「行きたくない」とき、親ができるサポートは?


行きたくない理由を受け止めたら、次はどう対処すべきでしょう? お友だちとのケンカなら仲直りの方法を提案するなど解決方法を教えてあげたり、先生に叱られたのなら、登園時に先生に叱られた理由を聞くなども1つですが、忙しい朝になかなか腰をすえて対応するのは難しいものです。そこで、そんなときは、下記のような声かけや対応をするようにしてみましょう!


・「今日はお迎えに早く行くね」と、伝えてあげましょう。子どもは寂しい気持ちをわかってくれたと感じてくれるはずです。

・「ママも会社で頑張ってくるから、園で頑張ってきて。一緒に頑張ろう!」ママと一緒に自分も頑張ろうという意識が芽生えます。

・お気に入りの洋服やかわいい髪型にしてあげると、みんなに見せたいという気持ちから園に行こうと思えたり、テンションも高まります。


・食いしん坊なら、お弁当に大好物を入れてあげたり、キャラ弁などでお昼ごはんの楽しみを作ってあげるのも◎。

・帰宅後のご褒美を提案。帰ってきたら○○で遊ぼう、○○に行こうなどと、子どもの園生活が終わったら、楽しみにできることを伝えてあげるのも良いでしょう。


逆に、登園前にお菓子やご褒美でつるのはNG! 「行きたくない」と言えば、買ってもらえるという知恵がつき、悪しき習慣になってしまうケースがあるからです。また、怒って連れていくのもNG! 結果的にヒートアップして余計に行きたくなくなってしまいます。困ったなと思ったら、まずは1つずつ試してみましょう。うまく気持ちの切り替えができるかもしれません。



登園渋りの多くの場合、子どもはその日の気分で行きたくないことが多く、1~2日様子を見れば気分が変わり何ごともなかったかのように笑顔で登園するようです。ただ、登園渋りが長く続くようなら、保育士さんやママ友などにお友だち関係や園での様子などを相談して対処法を探ってみると良いでしょう。


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著者:井上 裕紀子 監修者:臨床心理士 日本女子大学 人間社会学部 心理学科 教授(臨床心理士・公認心理師) 塩﨑 尚美

1986年上智大学文学部心理学科卒業、浜松医科大学精神神経医学教室研修生を経て、精神科病院、精神科クリニックに 勤務しながら、保健所発達相談も行う。その後お茶の水女子大学大学院に入学。

2002年 お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達学専攻博士課程 単位取得満期退学

2003年 相模女子大学学芸学部人間社会学科 講師、准教授

2007年 日本女子大学人間社会学部心理学科 准教授

2015年 同大学教授に就任


著書に「子どもを知る・臨床心理学」(共著 北大路書房)

「実践に役立つ臨床心理学」(編著 北樹出版)

「子育て支援の心理学」(共著 有斐閣)

「保育相談支援―保育内容・方法を知る」(共著 北大路書房)

「乳幼児・児童の心理臨床」(共編著 放送大学教育振興会)などがある。

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