離婚しがち夫婦に見られる妻の口グセ(2ページ目)

離婚しがち夫婦に見られる妻の口グセ(2ページ目)

第18回 今よみたい!ママテナピックアップ
他人に対しては普通にできる気遣いが、夫婦間ではできなくなってしまうことが多々あるもの。離婚に陥りやすい夫婦のパターンとして、知らず知らずのうちに相手を不愉快にさせてしまう妻の口グセには、どんなものがある?

「主体」を変えて伝える

ただ、「仕事への口出し」は、相手への期待や、ハッパをかける意味もあるだろうけど…。

「本人としてはハッパをかけているつもりでも、言われたほうは『仕事がどれだけ大変かわかりもしないくせに』と思ってしまいます。期待の表れのつもりが、愚痴で終わってしまうんです」

また、相手の親に嫌なことを言われたときなど、ついグチをこぼしたくなることもあるだろう。だが、これも「主体」を変えて伝えるだけで、相手に与える印象がグンと変わると、岡野先生は言う。

「たとえば、『稼ぎが悪い』と言うのではなく、『あなたには力があるのに、会社は全然わかってない』と主体を会社に置き換える。お母さんのことを話すなら、『お母さんが〇〇って言うんだけど、私、嫌われているのかな』『私、何か失礼なことしちゃったかな』と、主体を自分に置き換えると良いんです」

正面からのグチやダメ出しは、ケンカにつながるだけで、相手を良い方向に変えることはできない。一緒に生きていく相手だからこそ、ストレートに思ったことをぶつけるのではなく、相手の心をプラスに動かす言葉を選んで使ってみては?
(田幸和歌子+ノオト)