年1チェック!冷蔵庫の冷凍室の正しい霜取り方法

第2232回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
気が付くと、冷蔵庫の冷凍室が霜でびっしり! でも特に困っていないしと、放置するのは要注意。霜は冷気の循環を悪化させることから、消費電力を高め光熱費高騰の引き金になります。

確認しよう冷えない冷蔵庫のチェックポイント

冷蔵庫の冷凍室に張ってしまった霜は、少量であれば電源を切ったり、冷凍室の温度をあげて溶かすだけで済むけれど、問題は積年のモリっと積もった霜。いったい
どうして霜ができるのでしょう? 調べてみると、以下のような理由が考えられるようです。

年1チェック!冷蔵庫の冷凍室の正しい霜取り方法

(1)ドアを開けたままにしている時間が長い
…ドアを開けたままにしている時間が長いと、その分庫内の温度が上昇し、温度差が生まれるため結露発生の原因に。これが凍ると霜になり、だんだんと積もっていくというわけ。

(2)食品を詰めすぎている
…食品を詰めすぎると庫内の冷気循環が悪化しやすく、庫内の温度上昇の原因に。

(3)ドアのしまりが悪い
…例えば食品の袋などがドアに挟まったまま閉じられている。パッキンが劣化し、スキマができているなどして、気づかずドアが開きっぱなしな場合も。やはり、庫内の温度上昇の原因に。

霜は普段の使い方に問題があったんですね。

ところで、霜がびっしりと張り付いてしまった場合。どうやって霜を除去するのが良いのでしょうか?

軽度の場合は、冷凍室の温度を0度まで上げた後に、冷凍室のドアを開けたままにして、中に1枚タオルなどを折りたたんで入れたらしばらく放置。すると、霜が溶けて水となって出てきます。

冷蔵庫の前に溶けだした水がこぼれ落ちるので、あらかじめ冷蔵庫の前面下部にも雑巾などを置いておくとよいでしょう。

さて、重度の場合は? ある程度溶かしてから、スクレイパーなどでゴシゴシとして落としていくのが一番手っ取り早いものの…、スクレイパーは冷蔵庫の霜取り専用のものか、多少柔らかいものを使いましょう。

勢いよくゴシゴシした結果、冷凍室に穴が開いてしまっては危険です。ドライバーやアイスピックなど、先端が鋭利だったり細いものは絶対に避けましょう。

もっとも、最近の冷蔵庫は霜もできにくくなっているうえ、除霜モードが搭載されている製品も増えています。お手持ちの取扱説明書を一度確認してみましょう。
(文・団子坂ゆみ/考務店)

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