母乳育児のために妊娠中にできること

母乳育児のために妊娠中にできること

第2回 知っておきたい、妊娠中期の豆知識2!
初産を迎えるママはわからないことばかりで、いろいろと不安も大きいもの。今回は、特に子どもの成長にもかかわる母乳についてピックアップ。母乳のメリット、妊娠中にできるケアって?

妊娠中から母乳が出るの?

安定期(早い人は初期から)に入り、乳首から透明もしくは白っぽい(黄色い)液体がにじんで、びっくりした人もいるでしょう。これは出産後に出てくる母乳とは違うものですが、ママの乳房で母乳づくりの準備がスタートしている証。妊娠週数が進み、ホルモンの分泌が働くようになると乳腺組織が増え、乳房の血液循環が盛んになります。すると乳房が大きく張って、初乳のような分泌液が出るのです。

母乳について疑問を抱くママ

乳房は清潔に保ちましょう

乳頭から分泌物が出たら、放っておいたり絞ったりしないでください。粘り気のある分泌液が乳頭の先端部分で乾燥すると、かさぶたのように付着してしまうからです。また、乳頭で感染、炎症がおこることもありますので、きれいにふいたり流し落としたりして、乳腺が詰まらないよう清潔を心がけましょう。もちろん乳頭の手入れも大切ですが、おっぱいマッサージをしすぎるとお腹が張る場合がありますので、その点も気をつけたいところです。

母乳のメリットとは?

母乳育児には、以下のようなメリットがあります。

・赤ちゃんとのスキンシップがとれる
・免疫物質をあげられる
・栄養素がバランスよく含まれている
・出産後の子宮の収縮(回復)が早まる

その他にも母乳育児で知りたいことがある人は、助産師外来などで聞いてみるのがいいでしょう。

母乳育児について理解を深めておきましょう

それから、意外と知られていないのが、母乳育児をはじめるときに直面するトラブル。母乳をあげる際の乳首のキズや痛み、思うように母乳が出ない、逆に出すぎるなど、約60%のママがトラブルを経験します。乳頭保護器や乳首ケアクリームなど母乳育児トラブル用品の情報を予め知っておくことも大切なこと。また、ちょっとしたお出かけや、たまに夜ゆっくり眠りたい時など、さく乳した母乳を哺乳びんであげてみるのもおすすめです。ときにはパパや便利な道具の力をかりながら、自分らしい母乳育児を続けられるよう、今から情報をチェックしておきましょう。
(文・妊婦手帳)


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同法人は「妊娠期から始める孤育て(孤独な子育て)予防」「コンテンツによる社会課題の予防・解消」を展開する子育て支援団体です。産前産後の母親やその家庭に、妊娠週日数や月齢に応じた赤ちゃんの成長の様子やアドバイスを送る事で、乳幼児虐待や産後うつなどを未然に防ぐことを目指しています 。
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