赤ちゃんが食べやすい食材って何? カンタンに見直せる4ポイント

赤ちゃんが食べやすい食材って何? カンタンに見直せる4ポイント

この記事では、保育士であり、離乳食インストラクターの中田馨さんが赤ちゃんが食べやすい食材についてお話します。まずは、成長にあった大きさや硬さかどうか。次にとろみなどがついていてい食べやすいかどうか、口の中でまとまりやすいメニューか、赤ちゃんが食べづらいクセがない食材かどうかです。

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。赤ちゃんが離乳食をうまく食べてくれないという悩みを持つママはたくさんいます。

離乳食初期から始まって完了期まで、一人ひとりうまく食べてくれない時期は違います。今日は離乳食全般にわたって、赤ちゃんが食べやすくなるメニューづくりの見直しポイントをお話しますね。

メニューづくりを見直す4つのチェックポイント

成長に合った大きさ、硬さの食材かどうか

まず、作った離乳食が成長に合った大きさ、硬さかどうかをチェックしてみましょう。先日、離乳食教室で離乳食初期のメニューを作ったのですが、あるママが「じゃがいもを裏ごししただけで終わっていた。だから食べなかったのね」と言っていました。

たとえば、離乳食初期は食材を裏ごしするのですが、それだけでなくヨーグルト状になるまで煮汁などを加えます。このように各時期に合った、その子その子の成長に合った調理方法をする必要があります。一度、見直してみてください。

成長に合ったとろみのある食材を取り入れる

離乳食中期から、だんだん食材の大きさが大きくなってきます。そうすると、赤ちゃんは口の中で違和感を感じて出してしまうことも。そんなときは、いったん前段階の形状に戻してあげてもいいですが、とろみをつけてあげることも一つの方法です。

とろみ食材といえば、片栗粉。片栗粉でとろみをつける、おくらや納豆などのトロトロ食材と調理してみるなど、食べやすく調理することも見直しポイントです。

口の中でまとまりやすい食材を取り入れる

パサパサしている食材は、食べにくくて嫌がる赤ちゃんもいます。口の中でまとまりやすい食材を選び、パサパサした食材をまとまりやすく調理する工夫をしてみてください。

先ほどと同じく、とろみをつけるのもいいですし、とろみのある食材と混ぜるのも一つです。たとえば、鶏のささみ(パサパサ食材)をおかゆに(まとまる食材)混ぜてみるなど。試してみてくださいね。

クセの少ない食材を取り入れる

赤ちゃんは、苦みや酸味が苦手な傾向にあります。苦手な場合は、まだ無理に離乳食に取り入れず、クセの少ない食材を取り入れてみましょう。

たとえば、ほうれん草やキャベツなど、苦みを感じる野菜は、よく茹でてアクをとるだけでも食べやすくなります。

食べにくい食材を経験することも大切です。でも、それが分かったら、ママは食べやすく調理してあげることも必要です。食べにくい状態でも徐々に食べられるようになるといいですね。

著者:離乳食インストラクター協会代表理事・保育士 中田馨

保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。

関連記事:

配信元

ベビーカレンダー ロゴ
ベビーカレンダー
『ベビーカレンダー』は、赤ちゃんの成長に合わせて一人ひとりに必要な情報を、毎日個別にカスタマイズしてお届けする、妊娠・出産・育児の情報サイトです。 妊娠してから1歳までのお子さまを持つかたに向けて、毎日新しい、役立つ情報をお届けします。 日めくりカレンダーを毎日めくるように、『ベビーカレンダー』を、ぜひ毎日ご活用ください。
『ベビーカレンダー』は、赤ちゃんの成長に合わせて一人ひとりに必要な情報を、毎日個別にカスタマイズしてお届けする、妊娠・出産・育児の情報サイトです。 妊娠してから1歳までのお子さまを持つかたに向けて、毎日新しい、役立つ情報をお届けします。 日めくりカレンダーを毎日めくるように、『ベビーカレンダー』を、ぜひ毎日ご活用ください。