メディア個別 赤ちゃんだってかぜをひく 【前編】 | 小児科医が書いたコンテンツシリーズ | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
赤ちゃんだってかぜをひく 

赤ちゃんだってかぜをひく 【前編】
~小児科医が書いたコンテンツシリーズ~

お腹の中にいる時にお母さんからもらった免疫は徐々になくなるので、赤ちゃんもかぜをひくことがあります。

赤ちゃんもかぜひくの?

「生まれたばかりの赤ちゃんはかぜをひかないはず」と思ってはいませんか?

お母さんがプレゼントした抵抗力(母子免疫)のおかげで、赤ちゃんがかかりにくい病気もありますが、その免疫は徐々に低下します。

また、ほとんどのかぜの原因はウイルス感染ですが、その数は200種類以上もあるので、お母さん自身もすべての免疫を持ってはいません。

そのため、生まれたばかりの赤ちゃんでもかぜをひくことがあります。周りにかぜをひいている人がいれば、くしゃみ・せきでウイルスが飛び散り、赤ちゃんに感染しても不思議ではありません。
赤ちゃんだってかぜをひく 【前編】
 

赤ちゃんのかぜ症状は?

主な症状は、くしゃみ、鼻水・鼻づまり、せきや発熱です。また、吐いたり、下痢をする「おなかのかぜ(感染性胃腸炎)」のこともあります。

特に生後3か月未満の赤ちゃんは、鼻呼吸にたよっているため、鼻水・鼻づまりだけでも息が苦しくなったり、おっぱいを飲めなくなったりします。

かぜ症状や熱の高さにこだわらず、「顔色・表情、機嫌、泣き声、哺乳の様子、息づかい」などの全身の様子もみましょう。
赤ちゃんだってかぜをひく 【前編】
 

受診の目安になる症状

次のうち、ひとつでも気になる症状があれば、小児科受診をお勧めします
※受診のタイミング:医療機関の診療時間中、できれば午前中がいいでしょう。

●生後3か月未満で、38度以上の発熱がある
かぜとの区別が難しい”髄膜炎”、”尿路感染症”など重症の病気の可能性もあります。

●息苦しそう。せきや呼吸の様子がおかしい。せきのために眠れない
鼻づまり、呼吸が速い、オットセイの鳴き声のようなせき、ウーウーうなる、ゼイゼイ・ヒューヒューする、胸やおなかがペコペコくぼむ、鼻がヒクヒクする

●吐き気がある。何度も吐いた

●顔色が悪い。あやしても笑わない

●元気がない。ぐったりしている

●いつもに比べておっぱいを飲まない

いつも赤ちゃんのお世話をしている人の観察・注意は、大切です。何かいつもと様子が違うと思ったら受診しましょう。
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受診のコツ

・熱、その他のかぜ症状だけでなく、哺乳量、おしっこの量・回数、便の状態や回数の記録は、とても参考になります。
・言葉では表現しにくいせきこみ、息づかいや発疹など、気になることは、スマホなどで録音・録画しておくと説明しやすく、診断の助けになります。

・不安なこと、疑問点は、あらかじめメモしておきましょう。
※育ログアプリの育児記録をぜひ活用してください
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【日本外来小児科学会について】
日本外来小児科学会は1991年に設立された学術団体です。
http://www.gairai-shounika.jp/
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