メディア個別 私の生理の量は多い?少ない?経血量について解説します | カラダのキモチコラム | ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
ママの知りたい情報が集まるアンテナ

ママテナ

私の生理の量は多い?少ない?経血量について解説します

第71回 カラダのキモチコラム
「生理は痛くてつらいもの」と思い込んでいると、その裏に潜む病気を見落とすことがあります。正常な生理とはどんなものでしょうか。今回は生理時の出血量(経血量)についてお話しします。 正常な経血量はどれくらい? 日本の生理用ナ […]

「生理は痛くてつらいもの」と思い込んでいると、その裏に潜む病気を見落とすことがあります。正常な生理とはどんなものでしょうか。今回は生理時の出血量(経血量)についてお話しします。

正常な経血量はどれくらい?

日本の生理用ナプキンは大変性能がよく、海外からも高く評価されています。薄くてかさばらず、なのに経血をしっかり吸収して後戻りはなく、表面をさらさらに保つ……市販のナプキンで困ることがなければ「私の生理は正常」と思うのも自然なことです。

ですが、夜用ナプキンには長さが40センチ以上に及ぶ物もありますし、それでも間に合わない人のためにショーツタイプのナプキンも販売されています。ナプキンの選択肢が多く状況に応じて使い分けられるのは結構なことですが、「これでないと対応できない」レベルの人は、自身の経血量について一度深く考えたほうがいいでしょう。

正常な生理では「1周期の経血量=20mlから140ml」といわれています……が、この数値はあまりピンときませんよね。そこで、以下の項目を見てください。

経血量のチェックポイント 日中、市販のナプキンで1時間もたない 日中でも夜用ナプキンを使用する日が月に3日以上ある レバーのような経血の塊が出る

ここに当てはまるものがあれば、それは“過多月経”です。血液を多く排出しているので貧血や立ちくらみ、めまいも心配されますが、これは、ある病気からくる症状かもしれません。

経血量が多いと病気の可能性も

過多月経で疑われる代表的な病気……それは「子宮筋腫」です。日本では成人女性の4、5人に1人がかかるともいわれる、非常にポピュラーな病気です。

子宮筋腫は、子宮に“コブ=良性の腫瘍”ができる病気です。それ自体は特に命をおびやかすものではありません。検診で「筋腫がありますね」といわれながらも、「しばらく様子を見ましょう」といわれたことがある人も少なくないのではないでしょうか。
しかし、その大きさ、そしてできる位置によっては深刻な状況となります。経血量が多くなるだけでなく不正出血に悩まされたり、不妊の原因となったりします。コブで子宮の内側がデコボコしているため、受精卵が着床しにくい、または一度着床してもすぐ流れてしまうのです。

他の可能性としては、子宮腺筋症も挙げられます。いずれにしても、ホルモン剤治療や手術など、治療の選択肢は用意されているため、早めの受診が肝要です。

生理周期もチェックしてみましょう

生理痛が重い、経血が多いといった症状は実生活に影響を及ぼしやすいため、「対処しなければ」と病院を訪れる人がまだ多い一方で、「周期」に関する月経異常は非常に見過ごされやすいものです。

3週間に1度、2カ月に1度のサイクルでもある程度規則的なら、「これが私のリズム」と思い、特に問題だと感じていない傾向があります。しかし、正常な生理とは、25日から38日周期を繰り返すもの。次に、周期の乱れと考えられる原因を挙げます。

生理周期の乱れから考えられる原因 24日以内に1度のサイクル

【頻発月経】黄体機能や甲状腺機能の異常、無排卵 など

39日から90日に1度のサイクル

【希発月経】多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、甲状腺機能の異常、精神科の疾患、無排卵 など

3カ月以上、生理が来ない

【続発性無月経】妊娠、甲状腺機能の異常、精神科の疾患 など

思春期、または更年期には生理のサイクルが一定しないものですが、その年代を除いて上記のようなサイクルで生理がくるのであれば、病院で診察してもらいましょう。

関連記事:
生理周期の数え方って?長い・短いの基準と心と体の変化を解説します

生理の異常が気になる場合はホルモン値のチェックを

特に近い将来の妊娠を希望している人は、ホルモンバランスが崩れ、生理の異常が見られるとなると、スムーズな妊娠が難しくなるかもしれません。「生理があるから、私は排卵している」と思いがちですが、現実に排卵がなくても生理は起きます。

妊活を始めるときはまず医師に相談して隠れた病気がないか、ホルモン値に異常がないかチェックすることをオススメしますが、こうして生理の異常がある人は特にそうしたほうがいいでしょう。治療が必要となることもあるので、それに気づかないままの妊活スタートは結果的に時間のロスにつながります。中には婦人科系ではない病気もありますが、該当する科を紹介してもらい適切な治療を先に受けることが、結果的には近道となります。

最後に

友人同士で「つらい」「痛い」と愚痴はいい合っても、量や周期など、生理の具体的な内容についてはあまり語り合いません。だからこそ自分が基準となり、「私の生理は、正常」という思いが強くなっていくのでしょう。

正常な生理は「25日から38日周期」「経血量は多過ぎず少な過ぎず」といった正しい知識が頭に入っていれば、病気があったとしても早めに対処できます。また、しょっちゅう苦しんでいる友人に「病院に行ったほうがいいよ」とひと声かけてあげられます。

「正常な生理」の知識を女性が共有していくことは、とても大事なのです。

配信元

カラダのキモチ
カラダのキモチ
ドコモ・ヘルスケアがお送りするカラダのキモチコラム。女性のライフステージに合わせて、女性ホルモン、基礎体温、妊活などの情報や、ダイエットや冷え対策など日常生活で役立つ情報をお届けしています。
ドコモ・ヘルスケアがお送りするカラダのキモチコラム。女性のライフステージに合わせて、女性ホルモン、基礎体温、妊活などの情報や、ダイエットや冷え対策など日常生活で役立つ情報をお届けしています。

あなたにおすすめ

ピックアップ