日本人の口にも合う? チョコもビールも使わない“ベルギー料理”のレシピ

決勝トーナメント進出を決め、ますます高まるサッカー熱。決勝トーナメント初戦の対戦相手はベルギーですが、ベルギーといえばチョコレートやワッフル、ビールのイメージはあるものの、正直ベルギー料理と言われてもあまりピンときませんよね。

そこで今回は、ベルギー料理のレシピを3つ紹介します。

●ワーテルゾーイ

ベルギーの家庭ではおなじみのクリームシチュー風のスープが「ワーテルゾーイ」です。

日本人の口にも合う? チョコもビールも使わない“ベルギー料理”のレシピ

【材料】
・鶏肉…500~800g程度(量はお好みで!)
・タマネギ…1個
・セロリ…1本
・ニンジン…1本
・じゃがいも…2個
・生クリーム…100cc
・卵黄…2個分
・バター…適量
☆コンソメ顆粒…小さじ1
☆鶏がらスープの素…小さじ1
☆塩…少々
☆水…4カップ
☆タイム…2本程度
☆ローリエ…2枚程度

【作り方】
1)タマネギを薄切りにし、セロリは葉と茎を分けて食べやすい大きさに切る
2)大きめの鍋にバターを入れて加熱し、やわらかくなるまでタマネギを炒める
3)2に鶏肉を加え、☆の調味料もすべて鍋に入れる
4)沸騰したら弱火にし、30分ほどコトコト煮込む
5)ニンジンとじゃがいもの皮をむき、食べやすい大きさに切る
6)生クリームと卵黄をよく混ぜ、5とともに4に入れ、さらに20分ほど煮込めば完成!

鶏肉はもも肉でも胸肉でもOK。味が薄いと感じたら、塩コショウで調整してみてください。また、水の量を減らしてその分を牛乳に置き換えれば、さらにクリーミーさが増しますよ。

●シコングラタン

続いては、「シコン」という野菜を使ったグラタンのレシピ。シコンは、日本では「チコリ」という名前で浸透している、ミニ白菜のような見た目の野菜です。

【材料】
・シコン(チコリ)…6個
・ハム…6枚
・バター…少々
・ニンニクチューブ…少々
☆小麦粉…25g
☆バター…25g
☆牛乳…500cc
☆ピザ用チーズ…少々
☆塩コショウ…適量
☆ナツメグ…適量

【作り方】
1)鍋にバターとニンニクを入れて熱し、シコンを弱火で蒸し焼きにする(フタは閉める)
2)その間に、フライパンにバターを入れて熱し、小麦粉を入れ、牛乳で伸ばしながらホワイトソースを作る
3)2の味を塩コショウとナツメグで整え、チーズを加え溶かしていく
4)シコンをハムで巻き、耐熱容器に並べ、3をかける
5)180~200℃で予熱したオーブンで10~15分ほど焼いたら完成!

ホワイトソースの上に、さらにチーズをかけから焼いても濃厚でおいしくなります。シコンだけでは物足りないという人は、ジャガイモやマカロニなどを加えればボリュームアップできますよ!

●スペキュロス

最後は、ベルギーのおなじみスイーツ「スペキュロス」。紅茶のお供としてよく添えてある、ロータスのカラメルビスケットもスペキュロスの一種(?)だと言われています。

【材料】
・バター…50g(室温に戻しておく)
・薄力粉…120g
・ブラウンシュガー…70g
・塩…少々
・シナモンパウダー…小さじ1/2
・ジンジャーパウダー…小さじ1/2
・重曹…小さじ1/2
・水…大さじ2

【作り方】
1)バターをボウルに入れてよく混ぜ、クリーム状にする
2)ブラウンシュガーと塩を加え、さらによく混ぜる
3)薄力粉をざるなどで振るいながら入れ、シナモンパウダーとジンジャーパウダー、重曹も入れる
4)水を少しずつ加えながら混ぜてひとつにまとめ、冷蔵庫で2時間ほど寝かせる
5)お好みの形、大きさ、厚さに生地を切り、オーブンシートを焼いた天板に並べ、200℃に予熱したオーブンで10分ほど焼いたら完成!

シナモンやジンジャーの香りが「スペキュロス」の醍醐味なのですが、これらが苦手な子どもも多いので、お好みに合わせて調整してもいいかもしれませんね。コーヒーにも紅茶にも合うので、いつもと違うティータイムになりそう!

冒頭でも触れたように、ベルギーはチョコレートやビールのイメージが強いものですが、当然それ以外にもたくさんの定番料理があります。興味があれば、ぜひ試してみてくださいね。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)

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