白菜を丸ごと使い切るには?黒い斑点は食べられる?今さら聞けない「白菜」基本のき

白菜を丸ごと使い切るには?黒い斑点は食べられる?今さら聞けない「白菜」基本のき

煮込めばトロトロに、フレッシュなままいただけばシャキシャキ食感も楽しめ冬の美味「白菜」。今回は白菜の部位ごとのおすすめ調理法や、黒い斑点の正体も合わせてご紹介します!これを読めば、丸ごと1個買ってもムダなく食べ切れますよ♪

■丸ごと上手に使い分け!白菜の部位とおすすめ調理法

 

たくさんの葉が何枚も重なり合った白菜は、部位によって味わいや食感が違います。部位ごとの特徴を知っておけば、白菜を使った料理がもっとおいしくなりますよ。

ほろ苦い「外葉」

緑色をした外葉は、ほのかな苦みがあり、繊維が太くてしっかりとした歯ごたえが特徴。繊維を断つようにそぎ切りにすると調理しやすくなりますよ。炒め物にすれば、ほろ苦さを楽しめます。

あと一品!ご飯がすすむ厚揚げと白菜の明太子炒め
by yuko(曽布川優子)さん

こちらは、白菜の外葉を5枚ほど使ったレシピ。炒めたあとに、だし汁を加えて炒め煮にすれば、中までムラなく火が通ります。

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柔らかい「内葉」

白菜は内側の内葉になるほど黄色くなり、柔らかさと甘みが増します。内葉は火を通すとさらに甘みがアップするので、煮物や蒸し物におすすめ。最も中心の黄色い内葉は、生のままでも柔らかく甘みを感じやすいため、サラダや和え物に向いています。

白菜の柚子香和え
by 柴田真希さん
5~15分
人数:2人
白菜の内葉は、繊維に対して横向きにカットすると、生でもさらに食べやすくなります。白菜の甘みに柚子の風味をプラスして、箸休めにもおすすめの和え物はいかがですか。

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旨みが詰まった「芯」

芯は葉よりも硬く、旨みが凝縮されています。煮物や鍋に入れると、芯から出る旨みが出汁となって味わい深くなりますよ。葉と一緒に調理する場合、先に芯から入れておくと加熱ムラがありません。

白菜の芯とお揚げの麻婆風煮込み<カンタン♪楽々>
by syu♪さん
15~30分
人数:2人
白菜の芯をひと口サイズにカットすれば、火の通りも早く食べやすくなります。市販の麻婆豆腐の素を使って、ササッと一品♪

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■黒い斑点は食べても大丈夫?

 

白菜の表面にある黒い斑点が気になって、その部分だけ取り除いたり、斑点が付いていないものを選んだりしている方も多いはず。
あの黒い斑点は、ポリフェノールの一種。育った環境や栽培方法により生じる生理反応で「ゴマ症」とも呼ばれています。カビでも病気でもないので、食べても問題ないといわれています。

ちなみに、重みのあるしっかりと成長した白菜ほど黒い斑点が出やすいそうですよ。

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