2020年12月7日(月)~20日(日)は、二十四節気の「大雪(たいせつ)」にあたります。二十四節気(にじゅうしせっき)とは、古代中国から伝わったもので、春夏秋冬の季節をさらに約15日間ずつにわけた暦です。
前回の「小雪(しょうせつ)」は、二十四節気の20番目の節気。紅葉のピークを迎え、落ち葉が積もる頃。寒い日が続く中、小春日和のあたたかな陽ざしに包まれる日もありました。今回ご紹介する「大雪(たいせつ)」とはどのような時期で、どんな食べものが旬を迎えるのでしょうか? また、大雪にピッタリの発酵レシピとして、ポリ袋で作る、塩麹の「白菜のゆず浅漬け」や、体を温めるおかずや飲み物ををご紹介します。
大雪(たいせつ)とは
大雪(たいせつ)とは
木の葉もすっかり散り終え、いよいよ本格的な冬の到来です。
雪景色は、わたしたちの楽しみのひとつ。昔の人は雪を花にたとえ、「雪の花」や「六華」と表現したり、積もった雪に映った月あかりを鑑賞する「雪見」も楽しまれていました。また、新年を迎える支度を始める正月の「事始め」は12月13日です。その日は家のすす払いをし、「松迎え」をします。最近聞きなれない言葉になりましたが、「松迎え」とは、歳神様を迎えるための松飾の松を取ってくるという意味です。
昼の長さが一年で一番短い、大雪の次の節気である「冬至」に向け、冷えも一段と厳しくなってきます。体を温め、整えることを第一に冬の養生を心掛けていきましょう。
大雪 七十二候(二十四節気をさらに3等分したもの)
閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
空も地も寒さで塞がれ、本格的な冬となること。
熊蟄穴(くまあなにこもる)
冬眠に備えて、エサをたっぷり食べたくまが、冬眠を始めるころ。
鱖魚群(さけのうおむらがる)
海で育った鮭が、産卵のために自分の生まれた川へと里帰りするころ。
配信: haccola(ハッコラ)