こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食初期の離乳食を作るときの手順に「裏ごし」があります。なかなか手間なこの裏ごしを省略することはできるのでしょうか。今日は離乳食初期の裏ごしについてお話しますね。
離乳食初期に裏ごしをする理由
そもそも、どうして裏ごしするのでしょうか? それは、これまで赤ちゃんが母乳やミルクなどの液体しか口にしてこなかったことが大きな理由。以下のような目的があるので、離乳食初期の裏ごしを省略することはできません。
食材をなめらかにするため
食材をできるだけ液体に近いくらいのドロドロ、ヨーグルト状になめらかにすることが大切です。なめらかにすることで飲み込みやすくなります。
繊維を取り除くため
赤ちゃんの内臓は未発達。お口の中の機能も未発達です。野菜の繊維が内臓い負担をかけたり、飲み込みにくくしてしまうこともあります。
離乳食中期になったらブレンダーがおすすめ
ブレンダーがあると離乳食づくりに重宝します。ブレンダーを使う食材は、じゃがいもなどの繊維が残りにくいものがいいですね。たとえば、繊維が多いほうれん草などはブレンダーを使ってもかなり繊維が残ります。この繊維を離乳食初期は取り除いてあげたいので、繊維が残るものはブレンダーではなく裏ごし器を使うことをおすすめしています。
かぼちゃの煮物などは、大人用に作ったものでも味付け前の出汁と素材のみの状態のときに、少し取り分けてブレンダーでなめらかにするだけで初期から食べさせることができます。
離乳食中期に近づけば、すべての食材でブレンダーを使ってもOKです。夏なら茹でたとうもろこしをすりつぶすなど、旬の食材を離乳食に取り入れることもラクになりますね。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)