値段で味も変わるもの?“ちょっぴり高級”な納豆5種を食べてみた

第41回 日常消費財の徹底比較 いいモノ買い隊
日本人になじみ深い和食。味噌汁や漬物、焼き魚など、定番のメニューってありますよね。「納豆」もそのひとつですが、スーパーに行ってみると色んな種類・価格のものが並んでいて、その違いが気になる! そこで、ママテナ編集部が“ちょっぴり高級”な5種類の納豆を実食。それぞれの特徴などをまとめます。

ラインナップはこちら!

今回、ママテナ編集部が食べたのは、以下の5種類。メーカーや価格もバラバラです。

(1)成城石井の納豆(中粒)40g×3/成城石井(税込199円)

…高級スーパーのひとつとして知られる成城石井が販売する、オリジナルブランドの納豆。北海道産大豆「豊小町」を使用しており、ふっくらとやわらかく、甘みと香りが特徴の納豆とのこと。

(2)副将軍納豆(大粒)45g×2/タカノフーズ(税込192円)

…大粒丸大豆を使用した「副将軍納豆」は、「おかめ納豆」でおなじみのタカノフーズのもの。国産大豆ならではの豆の風味と大粒ならではの豆の存在感を楽しめる納豆です。

(3)鶴の子納豆(大粒)30g×2/二代目 福治郎(税込540円)

…「日本一高級な納豆専門店」といわれる、「二代目 福治郎」(秋田県)が販売する「鶴の子納豆」は、北海道産の鶴の子大豆を使用し、通常の3倍の時間をかけて熟成させた納豆。過去には、モンドセレクションも受賞しています。

(4)秘伝枝豆納豆 30g×2/二代目 福治郎(税込378円)

…こちらも「鶴の子納豆」と同じく、「二代目 福治郎」のもの。72時間熟成しており、おつまみとしても人気なのだとか。

(5)一人前の遥(中粒)50g×1/下仁田納豆(税込118円)

…昭和38年の創業以来、変わらない製法で納豆を作り続ける「下仁田納豆」。そんな老舗が販売する、食べ切りやすい50gの個包装の納豆です。黒目が特徴で、甘みの強い北海道産中粒大豆を使用。

“納豆らしさ”と“食べやすさ”は別?

これら5つの納豆をママテナ編集部で実際に食べ、それぞれの特徴をまとめつつ勝手にランキング化。今回は、ニオイや粘りなど“納豆らしさ”や私たちが慣れ親しんだ一般的な納豆との差で順位を付けました。

5位:鶴の子納豆

…大豆の味がとても強く、比較的ニオイやクセも少ない印象です。大豆は食感もやわらかく、従来の納豆のイメージとは遠いように感じました。ただ、“納豆が苦手な人でも食べやすい”という観点でいえば、ダントツ!

4位:副将軍納豆

…粘りがとても強く、開封した時点でもっとも糸を引いていました。大豆は少しかための印象ですが、こちらもニオイやクセよりも、大豆本来の味が存分に楽しめる納豆です。5位の「鶴の子納豆」同様、慣れ親しんだ納豆とは少しイメージが違い、4位となりました。

3位:秘伝枝豆納豆

…枝豆納豆という名前にもあるように、大豆の色が、緑がかっているのが印象的でした。かたさは「普通」くらいで、粘りもありますが、ニオイやクセはあまり強くなく、比較的食べやすいように思います。

2位:一人前の遥

…「黒目が特徴」というのは、写真を見ればわかりますね。大豆はわりとかためで、ニオイもそこそこ。悪い意味ではなく、食べた後に多少のエグみが残り、「納豆を食べている!」という感覚になります。粒の大きさも中粒でちょうどいい納豆です。

1位:成城石井の納豆

…「もっともオーソドックスな納豆」ということで、1位は「成城石井の納豆」に決定! 大豆の食感もあり、ニオイも強め。中粒でエグみもあり、編集部でも「いつもの納豆!」と安心する声がありました。

今回は、わかりやすいようにランキングにしましたが、実際に食べ比べてみて驚いたのは、メーカーや価格が違うと、食べた印象もガラッと変わるということです。じつは納豆が苦手な筆者は「鶴の子納豆」や「副将軍納豆」がイチオシでしたが、納豆好きな人たちからは、「成城石井の納豆」が好評を得ていて、「食べやすさ」「納豆らしさ」など求めるものによって、好みも変わるのだということをあらためて感じました。

また、価格が高めの納豆には、タレが付いていなかったり、大粒だったりという共通点もありましたよ。

スーパーに並んでいるだけでも、数多くの納豆があります。自分たちでも食べ比べてみて、好みの納豆を見つけてみてはいかが?
(文・明日陽樹/考務店)

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