赤ちゃんと自分の肌に おすすめのベビーパウダー6選

赤ちゃんと自分の肌に おすすめのベビーパウダー6選

第75回 日常消費財の徹底比較 いいモノ買い隊
赤ちゃんの肌はデリケートだから、あせもやおむつかぶれ、股ずれなど、“肌トラブル”がつきもの。ほとんどのママは、普段から様々な対策をしていると思いますが、昔からの定番“肌トラブル”対策グッズといえば、「ベビーパウダー」ですよね。お風呂上りのベビーパウダータイムが日課になっている人も多いのではないでしょうか? だけど、ドラッグストアに行くと、色んな種類のベビーパウダーがズラリと並んでいて、どれにしよう悩んでしまう…。そこで今回は、赤ちゃんだけでなく、これからの季節、肌の乾燥が気になるママも使えるおすすめベビーパウダーを6つ紹介します!

ベビーパウダーのキホンをおさらい!

「ベビーパウダー=乾燥対策」として知られているし、先輩ママたちが使っているからと、なんとなく使用しているママもきっと多いはず。おすすめのベビーパウダーを紹介する前に、まずはベビーパウダーの特徴や役割についておさらいしておきましょう。

ベビーパウダーの主成分は「コーンスターチ」!?

肌がデリケートな赤ちゃんのあせもやかぶれを防止するために使われるベビーパウダー。おもな成分は、とうもろこしから取れるでんぷんの「コーンスターチ」や鉱物の一種「タルク」です。コーンスターチといえば、お菓子作りなどで使われますが、まさかベビーパウダーにも使われているなんて意外ですよね。

ベビーパウダーに期待できる効果は?

先述の通り、赤ちゃんの“肌トラブル”に有効とされるベビーパウダーですが、具体的にはどんな効果が期待できるの?

ベビーパウダーの主成分であるコーンスターチやタルクは撥水性に優れていて、汗が溜まりやすかったり、汗をかきやすかったりする部位の肌への刺激を軽減してくれるのだとか。

また、炎症を抑制する作用もはたらき、「あせもやかぶれなどが悪化しないようにする効果も期待できる」ともいわれていますが、ベビーパウダーは「医薬品」ではなくあくまでも「化粧品」や「医薬部外品」の位置づけなので、すでに“肌トラブル”が起こっている箇所への使用は医師に相談するなど、慎重にしたほうがよさそうです。

粉末と固形では何が違う?

主流になっているのは、パフに付けて使用する粉末タイプのベビーパウダーですが、もうひとつ固形タイプもあります。これらの違いはなんなのでしょうか?

粉末タイプの特徴

大容量で、赤ちゃんのお尻など、広い範囲をカバーするのに適しているのが粉末タイプの特徴。ただし、粉が舞い散りやすいというのも特徴のひとつで、赤ちゃんが吸い込んでむせてしまったり、付けすぎてしまったりすることもあるといいます。

固形タイプの特徴

一方の固形タイプは、粉が散らばりにくいのが特徴で、ベビーパウダーの吸引に不安があるママからは、赤ちゃんの口に近い上半身などに使用するときに安心できるという声が多数。また、比較的コンパクトサイズで、持ち運びにも便利というメリットもあります。

おすすめのベビーパウダー6選

ベビーパウダーの特徴や役割がわかったところで、いよいよ本題へ。今回は、様々あるベビーパウダーのなかで、おすすめの商品を6つピックアップ! それぞれの特徴を見ていきましょう。

シッカロールナチュラル/和光堂

出典:Amazon
出典:Amazon
1906年(明治39年)に発売された、日本初のベビーパウダー「シッカロール」。植物生まれのコーンスターチが主成分です。パウダーの粒子は丸くて角がないので肌への刺激も少なく、周りの湿度に合わせて吸湿・放湿してくれるスグレモノ。あせもやおむつかぶれ、股ずれのほか、カミソリ負けなどにも効果が期待できるので、赤ちゃんだけでなく、家族みんなで使えるのはうれしいポイント。

ベビーパウダー/ジョンソン&ジョンソン

出典:Amazon
出典:Amazon
ベビーオイルやベビーシャンプーなど、様々なベビーケア用品を取りそろえる「ジョンソン&ジョンソン」。同商品は、人体や環境にやさしい、肌ざわりなめらかなタルクを使用していて、シェーカータイプなら持ち運びも便利! また、ほかのベビーパウダーに比べ、価格がお手頃という点も人気の理由のひとつのようです。

新・あせ知らず/紀陽除虫菊

出典:Amazon
出典:Amazon
蚊取り線香や害虫駆除剤のイメージが強い「紀陽除虫菊」ですが、「新・あせ知らず」は、なんと明治時代から100年以上も多くの人々に愛用され続けているロングセラー商品なのだとか。“昔から使われている”というところに信頼を寄せる声やどこか懐かしい香りに癒されるといった声が散見されます。

薬用ベビーパウダー 弱酸性/ピジョン

出典:Amazon
出典:Amazon
弱酸性で、肌が敏感な赤ちゃんでも安心して使えると評判のピジョン「薬用ベビーパウダー 弱酸性」。ケースには中栓が付いているので、軽くふるだけで適量のパウダーをパフに付けることができ、フタは片手でも開けやすい仕様になっているので、ちょっと落ち着きがない赤ちゃん相手でも簡単にケアできます。また、無香料なので、香りに敏感な赤ちゃんのママにも人気のよう。

プロテクト ベビーパウダー/アルジタル

出典:Amazon
出典:Amazon
価格は約2000円とお高めですが、“こだわり派”のママに人気の「プロテクト ベビーパウダー」は、イタリアのオーガニックブランド「アルジタル」が販売しています。防腐剤などの保存料は一切使用しておらず、徹底的に100%天然由来にこだわっているのだとか。また、ベビー用のボディシャンプーやクリームなども販売していて、それらとあわせて使用するママも多いようです。

ベビーパウダー(プレスド)/資生堂

出典:Amazon
出典:Amazon
化粧品メーカーとして有名な「資生堂」も、ベビーパウダーを販売しています。こちらは固形タイプなので、粉が飛び散りにくいというのはもちろん、ワセリンを配合しているので、肌のうるおいをキープしながら乾燥を防いでくれるんです。ほんのりバニラの香りもするので、赤ちゃんだけでなく女性のメイク用品としても人気。ファンデーション代わりに使用する女性も少なくないとか。

ベビーパウダーの主成分である「タルク」は、化粧品などにも含まれています。また、肌がデリケートな赤ちゃんに合わせて作られているから、肌にやさしい素材を使用していて、家族みんなで使っても◎。

ひと口に「ベビーパウダー」といっても、メーカーや種類によって特徴や成分などは異なるし、肌の質だってみんなバラバラ。赤ちゃんの肌の状態や症状、ママと併用する場合はベビーパウダーの用途など、色んな角度から検討して、お気に入りのものを見つけられたらいいですね。
(文・明日陽樹/考務店)