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おなかの子を守り育んだ腹帯が生まれ変わる『帯プロジェクト』 

おなかの子を守り育んだ腹帯が生まれ変わる『帯プロジェクト』
~ベビーカレンダー~

東京水天宮では安産のお守りとして”鈴の緒 御子守帯(みすゞおび)”という腹帯を授けています。そして、無事出産を終えたあと御子守帯を新たな形に再生する『帯プロジェクト』という取り組みが広がりをみせているそうです。

東京都にある安産祈願で有名な神社・水天宮では、安産のお守りとして”鈴の緒 御子守帯(みすゞおび)”という腹帯を授けています。そして、無事出産を終えたあとにその御子守帯を新たな形に再生する『帯プロジェクト』という取り組みが今、広がりを見せているそうです。実際にどのようなことが行われていて、どんなふうに形を変えているのか、水天宮やプロジェクトに賛同する方々にお話を伺ってきました。

御子守帯(みすゞおび)とは?


水天宮では、巾着型のお守り袋ではなく腹帯が安産のお守りとして授けられています。この腹帯は“鈴の緒 御子守帯(みすゞおび)”と呼ばれ、社殿でお参りする際に鳴らす鈴にさがる紐(鈴の緒)が由来しているそうです。


「その昔、古くなった鈴の緒をおさがりとしていただき、おなかに巻いた妊婦さんがいらっしゃいました。そして、安産を祈願したところ、ことのほかお産が楽であったということが人づてに広まり、御神徳をいただきたいと多くの妊婦さんが水天宮に訪れるようになりました」(水天宮女性神職)



水天宮の鈴の緒は、江戸時代から晒木綿が使われていました。現在も戌の日の早朝にご祈祷した当時のままの生成の晒木綿が御子守帯として参拝された方々に授けられています。そして出産後、その生成色の帯を使って生まれてきた子のための服や小物をハンドメイドする取り組みがはじまりました。それが『帯プロジェクト』です。

はじまりは、東日本大震災をうけて生まれた想い

この『帯プロジェクト』という取り組みは、東日本大震災をうけて生まれた想いが発端となっているそうです。



「ご妊婦様からの“お受けした御子守帯を産後も生かしたい”という声や、東日本大震災を機に”ものの大切さ・ありがたさ”を再認識したことにはじまります。最初は女性神職や巫女が中心となって作っていたのですが、現在は多くのお母様方に共感していただき、ご自身で作った作品をSNSで公開したりと広がりをみせております」(水天宮女性神職)


そのはじまりの想いを継承するように、水天宮では毎月11日の午後2時46分に行われる復興祈願祭に参列された方へ、陸前高田市に在住の有志“帯っこシスターズ”の方々が御子守帯と同じ布から作った復興支援ハンカチが配布されます。



巫女さんたちによる作品は水天宮の待合室に展示してありますので、お参りの際はぜひ見てみてくださいね。

ママのための腹帯ソーイング教室


プロジェクトの賛同者である水天宮のご近所さん“マタニティショップ・ジョリー”では、ベビー服・子供服を中心とした作品を手掛ける手芸作家の奥山千晴さんを講師として迎え、店舗の2階でソーイング教室を開催しています。参加者の方にはご自宅から御子守帯を持ってきていただき、奥山先生とスタッフがこの教室のために作った型紙をもとに、ドレスやスタイなどさまざまな形に作りかえていきます。もちろんお子様連れOKなので、育児中の息抜きに訪れる方も多いそうです。


「御子守帯は幅35cm長さ5mという形状なので、型紙作りには結構苦労しました。でも、長さがあるぶん1枚で7点くらいアイテムが作れるんです。参加されるお母様方いわく、手元の作業に集中・没頭するのがストレス解消になるそうで、楽しんでくださっています。作品が出来上がったときは本当に嬉しそうです」(奥山千晴先生)


実際に作品を見せていただくと、腹帯から作られたとは思えない可愛さ! 生成色がおしゃれで、多くのお母さんたちがチャレンジしたくなるのも分かります。



マタニティショップ・ジョリーでは、教室以外にオーダーメイドの製作も受付けているとのことです。


妊娠中、ずっとおなかを守ってくれていた腹帯。出産後は母の手で心を込めて作られた服や小物に形をかえて、これからも大切なお子さんをきっと御守りしてくれることでしょう。


取材協力:帯プロジェクト

「つながる想い 御子守帯のぬくもりを〜お母様からお子様へ〜」というテーマで活動。水天宮を中心に、マタニティショップ・ジョリー、陸前高田市 帯っこシスターズ、ロイヤルパークホテルが賛同者として名を連ねている。


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