赤ちゃんが果物を大好きになる方法を離乳食インストラクターが教えます!

赤ちゃんが果物を大好きになる方法を離乳食インストラクターが教えます!

この記事では、保育士であり、離乳食インストラクターの中田馨さんが、苦手な果物を赤ちゃんが食べるようになるための工夫についてお話ししています。

こんにちは! 離乳食インストラクターの中田馨です。私が経営している保育所の給食で果物を出したときに、赤ちゃんが食べてくれないことがあります。一度、口に入れて「べえ〜」と出す子もいれば、見た目で拒否する子もいます。

果物はおやつにもなり、手軽に赤ちゃんに食べさせることができる食べ物。ぜひ、果物の味を楽しんでもらいたいなと思います。赤ちゃんが果物を食べてくれるようになるための工夫についてお話ししたいと思います。

どうして果物を食べてくれないの?

赤ちゃんが果物を食べてくれないのはどうしてでしょうか? いくつか考えられることがあります。

酸味が苦手

果物の酸味が苦手で、口にしてくれない赤ちゃんがいます。バナナは食べられるけど、りんごやみかんなどの酸味のある果物の味が苦手な子もいます。

食感が苦手

果物の食感が苦手な赤ちゃんもいます。味は大丈夫だから口には入れるけど、しばらくしたら口から出してしまう。そんな赤ちゃんもいます。

親が果物を食べる習慣がない

親が果物を食べる習慣がなく、食卓に果物が出てこない場合、赤ちゃんは果物の存在を知りません。知らない食べ物には警戒してしまうこともあります。

果物が食べられるようになる4つの方法

では、どうすれば果物が苦手な赤ちゃんは、果物を食べてくれるようになるでしょうか? ここではママの工夫で赤ちゃんも果物が大好きになる方法を教えますね。

無理強いしない

無理強いしないことは大切です。苦手なものを無理強いされると、さらに苦手になることもあります。大人も苦手な食べ物を無理強いさせられると嫌ですよね。そのため、食べてほしくても無理強いはしなくてOKです。

少量から始めてみる

ほんの少しの果物をスプーンの先にのせ、食べることから始めてみましょう。最初は食べなくてもOKです。果物の存在を赤ちゃんに見せることから始めます。

つぶして果汁にする

果実を食べてくれなければ、スプーンでつぶして果汁を作り、果汁を飲むのもひとつの方法です。果汁に慣れてきたら、ほんの少し果実も入れてみます。日にちをかけて徐々に果実の量を増やしていくつもりで取り組んでみてくださいね。

デザートに変身させてみる

果物でデザートを作ってみることもひとつの方法です。トロトロにやわらかくなるまで蒸したり、煮たりすると、甘みも増して食感も変わるので赤ちゃんも食べやすくなります。

いろいろ工夫しても、すぐに食べてくれる赤ちゃんは、そう多くはないと思います。少しずつ時間をかけるつもりで、果物を食べられるようになるといいですね。ママやパパがおいしそうに食べている姿を見せることも、とっても大切ですよ。

著者:離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨

保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。

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