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子連れ再婚の「ステップファミリー」。崩壊を防ぎ幸せになるには?

第1回 素敵なステップファミリーはどう築く?
親の再婚によって、子どもと親の配偶者(パートナー)が継親子関係となる「ステップファミリー」。最近は、離婚数とともに離婚後の再婚も増えていることから、ステップファミリーなるネーミングが一般化しつつある。

一番多いのは、シングルマザーと連れ子のいない男性のケース。ほかにも、カップル双方が子連れ、シングルファーザーと初婚の継母など、その構成はさまざまだ。

ステップファミリーは初婚家庭とプロセスが大きく異なるため、初婚の家族と同じような家族の関係性や役割を期待すると、関係がこじれてしまうこともあるそう。ステップファミリーが陥りがちな問題について、子連れ再婚を支援するSAJ(Stepfamily Association of Japan)代表・緒倉珠巳さんに話を聞いた。

「初婚の家族は、子育てのスタートラインが夫婦で同等です。一方ステップファミリーは、初婚の家族が一旦解散したのち、ひとり親家庭が形成され、その間にまったく別の大人(継親)が加わります。継親は、子育てに際して子どもの性格や嗜好、成長発達の度合いなどの状況把握が不十分であり、また実親であるパートナーとの経験や感覚の違いが浮き彫りになりやすいのです」(緒倉さん 以下同)

クレイアートの家族

●ステップファミリーは喪失感のケアが欠かせない

多くの当事者は、“愛するパートナーの子どもの良い親になろう”と思って結婚生活を始める。実親も“きっと上手くいく”と希望的観測を持って、パートナーに親としての役割を期待する。その結果、現実の難しさに失望や挫折感を感じることが少なくないのだとか。

また、ステップファミリーは「喪失から始まる」ということも特徴だ。

「喪失とは、前の結婚の破綻だけではありません。子どもにとっては、一方の親との離別を指します。親の再婚により“両親がいつか復縁するのではないか”という淡い期待が打ち砕かれます。自分の居場所を失くしたように感じることや、継親と親しくなることを離れて暮らす実親への裏切りと感じ、葛藤することもあります」

ステップファミリーには、初婚家庭とは違った配慮や工夫が必要となる。特徴や課題を理解し、特に子どものケアについて考えていくことが大切だ。
(北東由宇+ノオト)

お話をお聞きした人

緒倉珠巳
緒倉珠巳
SAJ(ステップファミリー・アソシエーション・オブ・ジャパン=Stepfamily Association of Japan)
子連れ再婚を支援する団体・SAJ代表。専門家と連携し、ステップファミリーの調査研究や教育プログラムの開発、講演会や当事者のためのサポートグループなどを開催。
子連れ再婚を支援する団体・SAJ代表。専門家と連携し、ステップファミリーの調査研究や教育プログラムの開発、講演会や当事者のためのサポートグループなどを開催。
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自らも継母であり社会学者である著者が学術的考察とともに、多くの継母やス テップファミリー当事者、カウンセラーの生の声を取り上げ、その問題や葛藤 を浮き彫りにしている。
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