暖房効率と出力を各社比較!石油ストーブを買うなら2018年のオススメは…

暖房効率と出力を各社比較!石油ストーブを買うなら2018年のオススメは…

第43回 日常消費財の徹底比較 いいモノ買い隊
エアコンやこたつ、ヒーターなど、暖房器具には様々な種類があります。なかでも、部屋全体を暖めるのに効果的な「石油ストーブ」も人気ですよね。そこで今回は、石油ストーブを販売するメーカーとして特に有名な、「コロナ」・「トヨトミ」・「アラジン」の3社の機能を比較しつつ、オススメを紹介します!

コロナ

コロナの石油ストーブは、大きく分けると「寒冷地用大型ストーブ」と「ポータブル石油ストーブ」の2種類。今回は、「ポータブル石油ストーブ」に絞って見ていきましょう。

「ポータブル石油ストーブ」はさらに、「SX・RX・BXシリーズ」と「SLシリーズ」に分けられます。それぞれのシリーズの最大・最小暖房出力(=石油の消費量)は以下の通りです。

「SX・RX・BXシリーズ」

…ラインナップ数が豊富なため、幅広くなってしまいますが、最大3.65kW、最小1.93kW。ただ、2.87kW~2.24kWの間で推移しているものが多いようです。

「SLシリーズ」

…同シリーズのラインナップは、現在2種類。「SX・RX・BXシリーズ」に比べ、対応できる部屋が広めになっているからか、「SL-5118」は5.14kW、「SL-6618」は6.59kWとやや高めになっています。

トヨトミ

トヨトミの石油ストーブのラインナップは、現在17種類あります。暖房出力は、最大3.60kW、最小1.65kWと、大きな開きがありますが、2.5~3.0kW前後のものが多い印象です。

前述のコロナに比べ、やや高めにも思えますが、部屋の広さの目安では上回っているものが多いので、総体的に考えれば、そこまで大きな差ではないのかもしれません。

アラジン

アラジンの石油ストーブは、1930年代から変わらぬ品質と青い炎が特徴的で「ブルーフレームヒーター」と呼ばれていて、レトロなデザインも人気の理由のひとつです。そんなアラジンでは、大きく分けて「BF3911」(カラーはグリーンとホワイトの2種類)と「BF3912」の2種類を販売中。

暖房出力は、いずれも2.68kW。木造で7畳、コンクリートで10畳の部屋まで対応しています。

※「センゴクアラジン」というシリーズもあるようですが、予約を受け付けたものの、出荷が遅れているようです…。

こうして比べてみると、当たり前かもしれませんが、暖房出力が高いものは対応する部屋の大きさも広く、反対に暖房出力が低いものは対応する部屋の大きさが狭い傾向があるので、どのメーカーも機能差あまりないように感じます。

オススメ石油ストーブ4選!

最後に、ママテナ編集部的オススメ石油ストーブを4つご紹介します!

石油ストーブRX-2918WY/コロナ

出典:Amazon
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…木造8畳、コンクリート10畳までが目安で、暖房出力は2.87~2.29kW。タンクの容量が5Lと大容量なので、給油の手間が少なく済みます。また、火力の調節も細かくでき、「ニオイカット消火」という機能を使えば、イヤなニオイが出ないというのもオススメポイント!

石油ストーブ クラシック CL-250(A)/トヨトミ

出典:Amazon
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…レトロなデザインで、懐かしさを感じるアンティークのようなストーブ。オシャレな見た目だけでなく、対流形なので部屋全体を素早く暖めることができるスグレモノ。暖房出力は2.50~1.25kWと省エネ設計で、木造7畳、コンクリート9畳が目安で、対流形には珍しく、ツマミを回すだけの電子点火を採用しているのも特徴です。

石油ストーブ ぐるんPa RS-G240(W)/トヨトミ

出典:Amazon
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…一見、何の変哲もない石油ストーブに思えますが、石油ストーブでは珍しい“乾電池いらず”の製品なんです! レバーを回すだけで点火でき、「消臭リング」「ニオイセーブ消火」といった機能も兼ね備えています。暖房出力は2.35~2.00kW。木造6畳、コンクリート9畳とやや狭い印象があり、タンク容量も3.6Lと気になるところもありますが、多面反射板の乱反射によって広く部屋を暖めてくれますよ。

ブルーフレームヒーター BF3911-G/アラジン

出典:Amazon
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…暖房の目安は木造7畳、コンクリート10畳までで、タンクの容量は4.1L、暖房出力は2.68kWです。連続燃焼時間は約15時間となっています。揺れを感知し、自動で消火する「対震自動消火装置」、一酸化炭素やニオイのもととなる炭化水素を低減する「排ガス浄化触媒」といった機能を備え、レトロでコンパクトなデザインが魅力。また、アラジンならではの青い炎でリラックスさせてくれます!

石油ストーブは、決して安価ではないから、購入前にきちんと知識を深めておきたいもの。自宅の部屋の広さや利用シーン、石油ストーブがもつ機能、そしてデザインなど色んな角度から考えて選べば、きっといい出会いが待っているはずです!
(文・明日陽樹/考務店)