こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。大人のごはんにも、離乳食づくりにもラクチンなのが麺類。手軽に作れておいしいのが麺類の魅力ですね。今日は、麺の種類別に、赤ちゃんはいつから食べられるかについてご紹介しますね。
麺を食べるときに心がけること
ほとんどの麺に共通して気を付けてほしいポイントがいくつかあります。
長さがある
ほとんどの麺は「長い」です。大人は大丈夫ですが、赤ちゃんは噛み切りにくいです。食べさせるときは短く切ることが鉄則です。長いままだと勢いよくツルっとのどに入ってしまうこともありうるため危険です。
かたい
大人にとってコシがあっておいしい麺も、赤ちゃんにとってはかたいです。大人が思うよりもやわらかく、クタクタに煮込んであげることが大切です。
原料が小麦
麺は食物アレルギー7品目の小麦が原料です。うどんやそうめん、パスタ、焼きそばやラーメンなどの原料には小麦が使われています。食べさせるときは少量からが原則。
麺の種類別いつから?何に心がければいい?
うどん
6カ月ごろ(離乳食初期)からOKです。麺に塩分が含まれているので、できるだけ下茹でしてザルで湯切りしてから煮込みましょう。
そうめん・ひやむぎ
6カ月ごろ(離乳食初期)からOKです。うどん同様に、麺に塩分が含まれているので、できるだけ下茹でしてザルで湯切りしてから煮込みましょう。
パスタ
7〜8カ月ごろ(離乳食中期)からOKです。ただし、スパゲッティやマカロニは弾力があるので、やわらかくゆでて、小さく切る必要があります。うどんやそうめんなどに慣れてからスタートさせましょう。
焼きそば
1歳過ぎてから、ごくたまに食べさせる程度にしましょう。油が多いことと、弾力があるので、ゆでて油を抜き、やわらかくしてから使います。食べさせるときは、味つけはあまりせず、少量にとどめましょう。
ラーメン
1歳過ぎてから、ごくたまに食べさせる程度にしましょう。弾力があるので、ゆでてやわらかくしてから使います。ラーメンはスープが濃いですよね。家で作る場合は、麺は大人と一緒でも、スープはだしにしょう油やみそをほんの少し加えた程度の自家製にするといいですね。カップ麺や外食のラーメンはまだ早いと私は思います。
そば
アレルギーの心配があり、アナフィラキシーショックを起こすこともあるので、離乳食期は食べさせないほうが安心です。
離乳食期の麺は、うどん、そうめん、パスタを中心にすると安心して食べられます。麺にすると大人のメニューから取り分けしやすいので、ぜひ活用してくださいね!
著者:離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。
※参考:ベビーカレンダー「食べていいものダメなもの
(めん類で赤ちゃんが食べられるもの)」〈https://baby-calendar.jp/baby-food-guide/2〉
配信: ベビーカレンダー(レシピ)
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