立春(りっしゅん)の二十四節気発酵レシピ│菜の花の塩麹ごま和え、他2品

立春(りっしゅん)の二十四節気発酵レシピ│菜の花の塩麹ごま和え、他2品

2021年2月3日~2月17日は、二十四節気の「立春」にあたります。二十四節気(にじゅうしせっき)とは古代中国から伝わったもので、春夏秋冬の季節をさらに約15日間ずつ分けた暦です。

二十四節気最後の暦である前回の「大寒(たいかん)」では、1年で一番厳しい寒さを迎えました。だんだん春の足音が感じられた期間でもありましたね。

今回ご紹介する「立春」はどのような季節を迎えるのでしょうか?旬の野菜、花、動植物たちの紹介とともに旬の発酵レシピをご紹介します。

‌立春(りっしゅん)とは

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2021年2月3日~2月17日は立春です。旧暦ではこの季節から新年が始まります。(立春から一番近い新月がその年の元旦)そのため「正月節」「歳首月」とも呼ばれています。

2月3日に立春を迎えるのは、明治時代以降の124年ぶりになるそうです。

春は芽吹きの季節。春は「張る」「晴る」が語源です。冬に積もった雪が解けて水が「張る」様子が見え始め、太陽の日差しがあたたかく感じられる「晴る」日が多くなってくる季節になります。冬に眠っていた動植物たちがそろそろ目を覚まし、のびのびと体を動かし始める頃です。

立春 七十二候

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春風解凍(はるかぜこおりをとく)

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春風が吹き、張りつめていた氷が解ける頃。だんだんと春を感じるようになる

‌黄鶯睍睆(うぐいすなく)

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年の最初に鳴く鶯の声を「初音(はつね)」という

‌魚上氷(うおこおりをいずる)

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暖かさを感じはじめた川の魚が動き始め、氷の下で動く様子

‌立春にこころがけること

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立春は、物事のはじまりに最適な季節です。冬の間の養生で溜めていたエネルギーを解き放ち、より大きな目標に向かってはばたく季節。

冬の間にためこんだものを、デトックスするのも吉です。この時期の食事はデトックス、精神安定(リラックス)をこころがけていただくといいでしょう。苦味にはデトックスの効果があります。

おすすめの食材:ニラ、ふきのとう、梅、いよかん、春ごぼう

‌立春の動植物たち

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鳥・・・鶯(うぐいす)春告げ鳥とも呼ばれています。

花・・・福寿草(ふくじゅそう)、あせび

‌旬の食材

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野菜:菜の花 コウサイタイ ふきのとう からし菜 さんとうな 春菊 白菜 ブロッコリー キャベツ 水菜 小松菜

くだもの:マンゴー カニエステル スターフルーツ いちご りんご キウイ ベビーキウイ 文旦 いよかん レモン

魚介類:かき ほたて はまぐり なまこ やりいか いいだこ えび かに イセエビ

ひらめ 白魚 キビナゴ ワカサギ キンメダイ さわら まだら そい くえ ニシン

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