離婚後会うのを注意すべき夫の傾向

離婚後会うのを注意すべき夫の傾向

第1回 別れた夫と良い関係を築く方法
子どもがいる場合、養育費などの金銭的問題や、子どもと「面会交流」させる関係から、離婚後も元夫と連絡を取り合うケースは多いもの。

パパとの「面会交流」は、子どもにとって良いことだけど、ときには子どもを傷つけてしまうこともあるそう。行政書士東京よつ葉法務オフィス心理カウンセリングルーム代表の佐藤千恵さんは次のようにいう。

「注意したいのは、別れた夫が元妻には伝えず、再婚しているケースが意外とあること。子どもがパパに会いに行くと、知らない女の人がいたということは、ときどきあります」(佐藤さん 以下同)

パパに新しいパートナーができると、子どもは「自分の居場所がなくなる」「存在意義が揺らぐ」と感じ、恐怖や不安を抱くケースもあるそう。

「また、新しいパートナーができた途端に、子どもに『もう二度と会えなくなる』などと言ってしまう父親もいます。そうしたことが起こらないよう、父母できちんと連絡を取り合い、新しいパートナーができたときには『あなたが大切な子だということは変わらない』とフォローしてあげることが必要です」

お祭りで女の子を肩車する男性

●父親との面会後は、子どもの様子をよく観察してあげて!

また、元夫が退職を決め、それを伝えずに子どもに会い、「ママはどんな生活?」などと、子どもに探りを入れるケースもあるそう。これには「養育費を値切れないか」などの狙いがあるようだが、子どもは敏感なため、いつもとは異なる雰囲気に戸惑って泣いてしまうこともあるという。

「別れた夫が子どもを実家に連れて行くこともよくありますが、祖父母にとっては『孫はかわいいいけど、嫁は憎い』もの。そのため、子どもの前でママの悪口を言い、子どもがそれを聞いて傷ついてしまうこともあります」

また、DVやモラハラ夫は、実は妻に対する依存度が高く、「いきなりやってきて話をしたがる」「玄関のところにおやつを置いていく」「元妻に相談し続けようとする」ということもあるのだとか。

こうした関係は、子どもにとってあまり良い影響ではないため、注意が必要だそう。

「いちばん注意してほしいのは、『子どもが面会した後の様子を、いつもより少しだけよく見ること』です。あれこれ詮索するのではなく、子どもが話すことを聞いてあげましょう。帰宅したときは普通にふるまっていても、おふとんで泣いていることもあります」

面会交流の前には、子どもの状況と、父母の状況は互いに最低限把握しておくこと。そして、子どもがなんでも安心して話せる関係性を、日頃から作っていくことが何より大切なのかも。
(田幸和歌子+ノオト)

お話をお聞きした人

佐藤千恵
佐藤千恵
行政書士東京よつ葉法務オフィス心理カウンセリングルーム代表。行政書士・心理カウンセラー
自らモラハラ被害を受けた経験から、悩める女性を支援すべく、離婚やモラハラ被害、毒親などに関する相談カウンセリングを行う。各種セミナーやワークショップも開催。
自らモラハラ被害を受けた経験から、悩める女性を支援すべく、離婚やモラハラ被害、毒親などに関する相談カウンセリングを行う。各種セミナーやワークショップも開催。