こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。生後5カ月が過ぎ、離乳食を開始し始めたけれど、赤ちゃんがかたくなに口を開けてくれない。そんなとき、ママはどうすればいいでしょうか? そのアプローチ方法をお話しします。
スプーンの見直しをしてみる
赤ちゃんが食べてくれない理由として、スプーンの使い方や種類に原因がある場合があります。
スプーンの存在を知ってもらう
これまで母乳やミルクで育ってきた赤ちゃんはスプーンの存在を知りません。なので、まずはスプーンの存在を知ってもらいましょう!
【スプーンを知ってもらう方法】
① スプーンで下唇をツンツンつついてみる
② 口が開いたら、離乳食を下唇にのせて、スプーンを引き出す
スプーンは口の中に押し込まないようにしましょう。
スプーンを替えてみる
もしかすると、今使っているスプーンの感触が嫌なのかもしれません。スプーンを木のスプーンに替えたら食べるようになったという話はよく聞きます。
離乳食を見直してみる
離乳食の形状を見直してみる
初期の離乳食の形は裏ごししたものを、お湯(だし)でのばし「トロトロ、ヨーグルト状」にします。もしかすると水分が少なくて、飲み込みにくいのかもしれません。
離乳食開始が少し早かったかも?
今から思うと私の息子がそうでした。運動の発達が全体的にゆっくりな息子でしたので、口の発達もゆっくりだったのかもしれません。それなのに「生後5カ月になったら絶対に開始しなければいけない!」と開始し、無理に進めようとしたので、息子は余計に食べない子になってしまいました。今から思うと、もう少し遅めに開始してもよかったなと思います。
思い切って休憩してみる
赤ちゃんは離乳食を始めたばかり。ちょっと立ち止まることもOKです。いったん離乳食を休憩して、数日後に再度チャレンジでもOKですよ。
赤ちゃんの成長発達は、その子その子で違います。お子さんの様子を観察し、いろいろとアプローチをしてみてくださいね!
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)
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