妊娠中の飲み物。カフェイン・糖分は控えめならOK!ダメな飲み物は!?

妊娠中の飲み物。カフェイン・糖分は控えめならOK!ダメな飲み物は!?

この記事では妊娠中の飲み物について、専門家監修のもと解説します。妊婦さんが注意すべきものといえば、カフェイン・糖分・アルコールの3つです。一般的にカフェインと糖分に関しては、量を抑えればOKと言われています。アルコール類は少量でも摂取をしないほうが良いでしょう。

妊娠中は喉が渇きやすく、こまめな水分補給が大切ですが、1日どれくらいの量を飲めばいいのでしょうか?また、コーヒーや紅茶などは控えるべきか、悩んでしまいます。今回は、妊娠中の水分摂取に関する注意点と、妊婦さんが飲んでOKな飲み物、NGな飲み物について解説します。

妊娠中の水分摂取が大切な理由と摂取量の目安

妊娠中の水分摂取が大切な理由は主に次の3つあります。

・つわりによる脱水予防
妊娠すると間もなく現れるつわりの症状。食べたものを吐いてしまったり、そもそも食べ物を受け付けることができない場合があります。つわりによる脱水症状が進むと、体の正常な機能が障害され深刻な状態に陥ることもあります。思うように食が進まないときこそ、しっかりと水分を摂りましょう。

・基礎代謝が上がることによる発汗量の増加
妊娠中は基礎代謝量が上がり、体がポカポカと温かく、汗をかきやすい状態です。お腹が大きくなるにつれて脂肪量も増えていき、少しの動作で身体の水分が汗として流れ出てしまいます。移動の途中や家事の合間など、こまめな水分摂取が必要です。

・血液量が増えるため
妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養を送るため、血液量がアップします。妊娠中はお産に向けた体の変化として、血が固まりやすくなり、血栓ができやすくなります。血流が滞ってしまい、血栓症に陥ると、ショック状態に陥るリスクもあります。日頃から水分を十分に摂って血液をサラサラに保つことが大切です。

■水分の摂取量の目安
大人が1日に必要な水分量はおよそ1.5リットルだといわれています。妊婦さんの場合は、通常より多めの2リットルを1日の目安としましょう。一度にまとめて飲むのではなく、7~8回に分けてこまめに飲みましょう。

妊娠中に注意が必要な主な成分

妊婦さんが注意すべきものといえば、カフェイン・糖分・アルコールの3つです。妊娠中はママが摂取した飲み物の成分が、胎盤を通じてお腹の赤ちゃんに移行してしまいます。中でも、カフェイン、過剰な糖分、アルコール類は赤ちゃんが低体重になるリスクが指摘されています。それだけではなく、これらの過剰摂取は赤ちゃんの先天性の異常や、その後の発育や発達にも影響する恐れがあり、十分な注意が必要な成分となります。

とはいえ、これまで飲んでいたものを急に辞めることが難しいと思われる方やどのくらいまでなら摂取しても良いのか気になる方もいるのではないでしょうか。一般的にカフェインと糖分に関しては、量を抑えればOKと言われています。アルコール類は少量でも摂取をしないほうが良いでしょう。

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