こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食に使う食材で、赤ちゃんがべーっと口から出してしまう食材がありませんか? たとえば、ひき肉やツナ缶。今日は、そんな赤ちゃんにとって少し食べにくいひき肉やツナ缶などを食べやすくする調理方法をお話しします。
どうして食べてくれないの?
ひき肉やツナ缶は切ったりせずにサッと離乳食に加えることができ、入れるだけでうまみが増して離乳食がおいしくなるので、離乳食作りに重宝します。そんな便利なひき肉やツナ缶ですので、ぜひ赤ちゃんにもおいしく食べてほしいですね。赤ちゃんが食べてくれない理由を探ってみましょう。
・舌触りが苦手
なめらかになりにくいひき肉やツナ缶です。赤ちゃんにとってパサパサして舌触りが苦手なのかもしれません。
・飲みこみにくい
ひき肉のつぶつぶやツナ缶のかたまりが、ゴックンと飲みこみにくいのかもしれません。
・味や油っこさが苦手
味や油っこいことが苦手なのかもしれません。
簡単テクで食べやすくする調理法
赤ちゃんがちょっと食べづらい食材を、簡単テクで食べやすくする方法を4つお伝えします。
・とろみをつける
とろみをつけて食べやすくします。とろみをつけるには、王道の片栗粉もありますが、すりおろした生のじゃがいもやさつまいも、オクラ、納豆などもとろみ料理として使えますよ。
・混ぜる
もともと滑らかな食材と混ぜる方法もあります。じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、おかゆ、豆腐などと混ぜて食べやすくします。
・片栗粉をまぶしてから調理
調理の最後にとろみをつける方法もありますが、前もって片栗粉をまぶして調理すると、とろみがコーティングされ食べやすくなります。
・下茹でする
油分が多い場合などはサッと茹でてから使うと、臭みや油っぽさが取れます。 まずは食べやすい状態からチャレンジして、徐々に慣れていきましょうね!
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)
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