海外では定番!?「コンブチャ」とは

第1回 海外で人気!コンブチャ美容法
突然だが、「コンブチャ」というドリンクをご存知だろうか?コンブチャと聞くと「昆布茶」を想像するが、そうではなく1970年代半ばにブームになった「紅茶きのこ」と同じもの。

海外セレブなどが愛用しているとの話題を受けて、日本国内でもじわじわと人気が上昇中。輸入食品店では、「kombucha」や「KOMBUCHA WONDER DRINK」などのネーミングで販売されているのだ。

コンブチャ

ガラス瓶に入ったコンブチャを見ると、茶色の液に浮かんだ層状のものがある。見た目にも謎なドリンクだが、コンブチャとはどのような飲み物なの? 『Kombucha Recipes Book 頑張り女子をケアする究極の発酵飲料「紅茶キノコ」レッスン』の著者、WOONIN(ウーニン)さんに聞いてみた。

「コンブチャとは、紅茶を発酵させた乳酸菌が含まれる発酵飲料です。材料は、酵母、コンブチャの乳酸菌を含むコンブチャ原液、紅茶、白砂糖、水です。浮かんでいる層は菌ではなく、発酵に伴う副産物でセルロースです。ヨーグルトと一緒で、ケフィアヨーグルトのように菌さえあれば自宅で発酵させて増やせます。栄養価が高く、酵母や酵素、抗酸化物質、ビタミンB群、アミノ酸などが含まれています」(大山さん 以下同)

ストレッチをする女性

●由来は謎に包まれているコンブチャ

コンブチャは、海外の文献を見てもバイカルやシベリアから来たのでは、などという仮説しか載っていない。そのため、歴史的な由来は解明されていないのだとか。

「諸説ありますが、どの説もロシアなどの寒い地域から来たらしいという点は共通しています。寒い場所でも生きられる生命力の強い菌だということはわかっています」

コンブチャに含まれる乳酸菌は生きて発酵を続けるので、海外ではガラス瓶で売られている。

ただし、発酵した飲み頃のコンブチャはまろやかでとても飲みやすいそう。見つけたら、ぜひ一度飲んでみては?
(ノオト+石水典子)

お話をお聞きした人

WOONIN
WOONIN
R.A.W. raw food atelier woonin
ローフード、スーパーフードクリエーター。日本紅茶キノコ協会会長。ローフード教室「R.A.W. raw food atelier woonin」主催。
ローフード、スーパーフードクリエーター。日本紅茶キノコ協会会長。ローフード教室「R.A.W. raw food atelier woonin」主催。