奥山佳恵・ダウン症の次男との心温まるふれあいにママ感動

第5回 ママテナTVウォッチ&ガイド
30代で900人に1人、40代では100人に1人出生する可能性があると言われるダウン症。タレント・奥山佳恵(41)の次男で、ダウン症児である美良生(みらい)くん誕生から4年が経過した。9月28日(月)と29日(火)放送の『あさチャン!』では、この日に4歳を迎えた美良生くんと奥山家の日常が放送された。

しかし、奥山自身、ここまで明るく美良生くんのことを語れるまでには時間が必要だった。昨年の10月8日、『私の何がイケないの?』で、ダウン症児を抱えていることをテレビで初告白。奥山は、「(ダウン症だとわかった時)世間の色が消えました。私がハンディのある子を育てるなんてできない…と思った」と涙ながらに語り、自分の中にあった葛藤を赤裸々に吐露。

そんな奥山を見て、長男の空良(そら)くんは「もしも美良生のことで僕がからかわれるようなことがあったら、『僕の弟はゆっくり大きくなるんだ。だからかわいい時間がいっぱいあるんだ』と自慢してやるよ!」と語り、ママを勇気づけたという。「いざ一緒に(美良生くんと)生活し始めてみると、想像以上に幸せなことしかなかった」と語った奥山。あれから1年。『あさチャン!』で見た奥山親子にはその言葉通り笑顔があふれ、幸せそのものの家族の姿が映し出されていた。

同じダウン症児を抱えるタレントとしては、元マラソン選手で現在、熊本県会議員を務める松野明美(47)が挙げられる。当初はダウン症児である次男・健太郎くんの存在を隠していたという彼女も、今はさまざまな葛藤を乗り越え、明るいまでに前向きだ。ダウン症児の将来に不安や悩みを抱えながらも、笑顔いっぱいで育児に奮闘する彼女たちの姿に、大きな愛と勇気を感じずにはいられない。

(文/タカザワ紅緒)