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巨大組体操で骨折!なぜやるの?
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先月9月27日、大阪府八尾市の中学校で開催された運動会で、組体操の巨大ピラミッドが崩れて、6人が骨折を含む重軽傷を負ったことは記憶に新しいだろう。同中学校では、昨年2014年にも運動会で巨大ピラミッドを行い、1人が骨折したほか、練習中にも3人が骨折していたそうだ。

●2013年の組体操事故件数は8000件以上

場合によっては、重大事故になりかねない危険な種目。組体操(巨大ピラミッド)の事故について調べてみたところ、2013年に起きた事故件数は全国で8000件以上。うち16件は後遺症が残るほどの重大事故となったそう。

現在、問題視されている巨大ピラミッドは、7段の場合で高さ4mほど。10段ピラミッドになると、6mを超える場合もあるのだとか。さらに、土台部分の生徒のなかで、もっとも負荷がかかる場所では、約200kgの重量に耐えらなければならない。
巨大組体操で骨折!なぜやるの?
 

●組体操は本来やる必要のない種目

これほどリスクのある種目をなぜやるのか? 実は、文部科学省が定める小中高の教育課程の基準となる学習指導要領には、組体操に関する記載はない。本来であれば、やる必要のない種目ということだ。

ハイリスクを伴い、やる必要ない種目を行う学校が多い理由の背景には、教師と保護者が関係しているそう。保護者のなかには、巨大ピラミッドに反対する人もいる半面、ショーとしての見応えなどで巨大ピラミッド肯定派の保護者もいるのだとか。

また、教師にとっては、生徒同士のチームワークの向上や、巨大ピラミッドが成功した際の、喜びや支えあうことの大切さ、達成感などを生徒に伝えたい、という思いがあるようだ。

完成した巨大ピラミッドは、たしかに感動的で、学校時代の大切な思い出のひとつにもなるかもしれない。しかし、過去には、全身マヒの後遺症を負った生徒がいることも忘れてはいけないだろう。みなさんは、自分の子どもに巨大ピラミッドをさせたいと思う?
(文・奈古善晴/考務店)
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