こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食が始まるころになると、赤ちゃんの活動も活発になってきて、母乳やミルク以外で水分補給を考える時期になってきます。母乳やミルク以外で赤ちゃんにおすすめな飲み物や、逆に赤ちゃんが控えたほうがいい飲み物はあるのでしょうか。
赤ちゃんにおすすめな飲み物
赤ちゃんにおすすめな飲み物は、湯冷ましや麦茶などです。
湯冷ましとは、一度沸騰させて冷ましたもののこと。赤ちゃんには湯冷ましを基本にすることをおすすめします。湯冷ましを初めて飲むときに嫌がる赤ちゃんもいます。飲み方がわからず、のどに引っかかってしまうこともあります。でも、湯ざましに慣れると夏の暑い日や熱が出たときの水分補給に役立ちますよ。
麦茶はノンカフェインですのでOK。ベビー用の麦茶はそのまま飲めますし、大人用の場合は煮出すタイプで作って、倍程度にお湯や湯冷ましで薄めましょう。
赤ちゃんが控えたほうがいい飲み物(一例)
生水
一度沸騰させて冷ます、湯冷ましのほうが安心です。
ミネラルウォーター
大人にはいいミネラルウォーターも、ミネラル分が多すぎる硬水は赤ちゃんの内臓に負担をかけることがあります。
カフェインの入った飲み物
ウーロン茶、コーヒー、紅茶などはカフェインが多いのでNG。番茶、ほうじ茶、緑茶にもカフェインを含んでいます。もし飲ませるときは薄めて飲ませましょう。
牛乳
調理に少し使う牛乳は、離乳食中期からOKですが、飲み物としての牛乳は1歳になるまではNGです。
甘い飲み物
果汁のジュース、炭酸飲料など甘い飲み物はNGです。乳酸菌飲料や飲むタイプのヨーグルトも甘みが強いのでNGです。
赤ちゃんは母乳やミルク以外では、カロリーは摂らなくていいと思います。上記以外にも赤ちゃんが控えたほうがいい飲み物はあります。パッケージに「赤ちゃん用」と書かれてあっても、本当に赤ちゃんに必要な飲み物かどうかを、大人が判断する必要がありますね。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)
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