35歳くらいで介護経験者が激増
在宅医療マッサージ株式会社が3月19日に発表した「介護に関するアンケート」(対象:親御様の介護経験がある30代~50代の男女1001人)によると、介護を始めた年齢は以下の通り。
「24歳以下」は3.9%、「25歳~34歳」は16.7%という結果が出ていますが、気になるのは「35歳~44歳」と「45歳~54歳」の数値です。「35歳~44歳」は、一気に増えて約2倍の29.6%、「45歳~54歳」は42.0%!
たとえば後者の場合、25歳で子どもを産んだとして、親世代は70~79歳なので42.0%というのも納得できる気がしますが、前者の場合は同じく25歳で子どもを産んだら60~69歳なので、個人的には少し早い印象を持ちました。筆者もいわゆる“アラサー世代”ですが、他人事ではないとあらためて感じます。
心構えしていなかった人が多数派
またそれは、「親の介護に対する心構えはしていましたか?」という問いでも見て取れます。
「はい」が43.8%で、「いいえ」が56.2%。半数以上は、心構えをしていなかったようです。なんの準備もしておらず、急に親の介護が必要になる…。考えただけでも、不安になりますね。
ちなみに、同調査では「介護をする際に準備不足だったと後悔したこと」についても結果が出ています。
多くの人が「心構えしていなかった」とのことなので当然かもしれませんが、64.4%の人は「知識不足だった」ことを後悔している様子。「バリアフリーに取り組んでいなかった」、「介護費用を貯めていなかった」もそれぞれ1割以上の人が選んでいるところを見ると、いつそうなってもいいように、やはり事前に準備しておくことが大切なのかもしれませんね。
(文・明日陽樹/TOMOLO)
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