9~11カ月ごろ(離乳食後期)の赤ちゃん
9~11カ月ごろ(離乳食後期)は、噛む練習を始める時期です。食べ物は、熟したバナナくらいにやわらかく煮込みます。形状は5mm角程度です。
調理のコツ
9~11カ月ごろ(離乳食後期)から心がけていきたいのは「手づかみ食べ」。手づかみしやすい形に調理してあげましょう。7~8カ月ごろ(離乳食中期)と同じように、食べにくい食べ物は、とろみをつけてあげてもいいですね。
1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)の赤ちゃん
1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)の赤ちゃんの口は、大人並みに自由に動かせるようになっていきます。まだ咀嚼力は未熟ですが、バナナ、ミートボールくらいのやわらかさの食べ物を食べられるようになってきます。形状は、1cm角程度です。
調理のコツ
9~11カ月ごろ(離乳食後期)から始まる手づかみ食べを経験し、自分で食べる意欲がどんどん出てくる時期でもあります。「手づかみ食べ」「スプーンやフォークで食べる」ことを意識した献立づくりをしてみてくださいね。
赤ちゃんは離乳食期の1年で、めまぐるしく発達していきます。時期の目安を知りつつ、その子その子の成長に合わせながら、離乳食を進めてください。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
配信: ベビーカレンダー(レシピ)