ごめんね……無理して仕事をしたせいで赤ちゃんが発育不全に【体験談】

ごめんね……無理して仕事をしたせいで赤ちゃんが発育不全に【体験談】

仕事が好きで昇進を目指して体調不良でも無理して頑張っていたところ、妊娠判明。胎児発育不全と診断され、自分を責めてしまった先輩ママの体験談をお伝えします。

私はどちらかといえば仕事が好きで、結婚もしないだろうと思っていました。 夫と縁があって結婚してからも、仕事をしていないと不安を感じるため、なかなか赤ちゃんのことを考えることができませんでした。 そんな私が結婚3年目に妊娠したエピソードです。

生理がない……まさか?!

ここ数年、毎月順調に来ていた生理がなくて、まさか、まさか、と焦っていました。 当時、仕事で昇進できるかもしれない、そして店が繁忙期ということもあり少しくらい体調が悪くてもつらいなんて言えない時期でした。 慢性的にあった胃痛を薬でごまかしていましたが、今から思うとあれはつわりだったと思います。 もし妊娠していたらどうしよう。仕事ができなくなる。昇進ができなくなる……。 当時の私はそんなことばかり考えていました。

 

生理が止まって4カ月目に、やっぱり妊娠したのかな、と意を決して産婦人科へ行きました。 先生から「うん、妊娠5カ月目に入ったところだね」と言われ、私の中ですとんと何かが落ち、うれしいとか幸せとかはわからなかったのですが、ただぼんやりと私にも赤ちゃんができたんだ、と思いました。

赤ちゃんが発育不全と診断されて

妊娠がわかってから夫の転勤が決まり、引越やら産休、育休の申請やらで大忙しでした。 任せてもらえる仕事が減り、昇進もなくなって虚無感があったのですが、ふとおなかでもぞもぞ、ころころ、とする感触があリました。それが胎動だとわかり、「あぁ、赤ちゃんが生きてるんだ」と思ったら幸福感が込み上げてきて、仕事にこだわっていたことが馬鹿らしく思えました。

 

妊娠7カ月目に入り、引越先でかかった産婦人科で「胎児発育不全」と診断され、総合病院を紹介してもらい、入院することに! 小さめの赤ちゃんだね、と言われていましたが、ショックでした。 約1カ月半の入院生活。 なかなか大きくなってくれない赤ちゃんに不安と、なんで無理して仕事をしてしまったんだろう、なんであんなに仕事にこだわってしまったんだろう、ちゃんと病院に行けばよかった、とどうすることもできないのに後悔して泣いていました。

 

赤ちゃんは少しずつおなかの中で育ってくれていましたが、妊娠38週目にもうあまり母体で育つことは期待できないだろうと言われ、妊娠39週目から陣痛促進剤を入れることを決意しました。

関連記事: