「生まれてすぐ、8~9カ月まではサルの本能が備わっているので、その本能が消えないように生まれてすぐ棒にぶら下がらせました。だから鉄棒上手なのかな?」と語った周子ママ。彼女の英才教育は功を奏し、航平は大舞台を駆け上がっていく。
しかし、彼女は息子を愛するがあまり、横断幕片手に人目もはばからず、ド派手な応援を展開。“ツインテールの名物ママ”として注目され、そのキャラの濃さでバラエティ番組にも出演するようになる。そんな母の行動をまったく理解できなかった息子・航平は、「恥ずかしいから静かにして! もう応援に来ないでくれ!」と距離を置き始めていく。
また、取材を受ければ息子のことを洗いざらい話してしまう母に、航平は「自分のことを何でも話さないで! そんなこと頼んでないし!」と強く反発。当時思春期だった彼は母の愛が理解できず、さらに距離を置くようになっていった。
やがて航平は15歳で上京。愛する息子がいなくなり、抜け殻のようになってしまった周子ママは、毎日頻繁に電話やメールを送り続けたが、航平からの返信は無くなっていったという。この件を境に周子ママはようやく目が覚め、「親として変わらないといけない!」と子離れを決意。3カ月間、航平に一切連絡をとらずに耐え続けた。
そんな母の決意が伝わったのか、大会で久々に会った航平は周子ママに素直に手を振り、ロンドン五輪で金メダルを獲得した際には、彼女のもとに真っ先に近寄って花束を投げてくれたという。
最後に周子ママは「子どもに大切なことを教えてもらいました。手を差し伸べるより、見守る勇気。子どものことを見守りながら、大事に大事に温かく遠くから眺めていくのが本当の親なのかなと気づきました」と自身の子育てを総括。同じく息子を持つ高畑淳子(54)と辻希美(28)が泣きながら大きくうなずく姿が印象的だった。
(文/タカザワ紅緒)
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