どんなパーティー? 前編

どんなパーティー? 前編

第1回 世界の子供のバースデーパーティー

【ペルー】子供のお祝いに欠かせない「ピニャータ」って?

ペルーの誕生会では、天井から吊るされた「ピニャータ」というくす玉のような物を叩いて割るゲームが恒例。ピニャータが割れて、中に入っていたおかしや小さなオモチャが落ちてきたら、皆で一斉に取りに走ります。
テーブルには、まるでケーキのようなポテトサラダ「カウサレジェーナ」やカラフルなゼリーが並び、パーティーを華やかに彩ります。

ペルー

【オーストラリア】ビーチや公園でBBQパーティー!

自宅で行う誕生パーティーだけでなく、気候の良い時は野外でのパーティーも頻繁に行われています。オーストラリアのほとんどの公園にはBBQ施設があるため、動物のいる公園や自然公園、ビーチなどで、手軽にBBQパーティーができるのです。またオーストラリアの誕生パーティーは、バルーンなどで華やかに飾りつけるのが恒例です。

オーストリア

【イタリア】歳の数だけ耳たぶを引っ張る!?

お誕生日には、耳たぶを歳の数だけ引っ張るという習慣があります。耳たぶを引っ張る理由としては諸説あるようですが、一つには、イタリアでは「歳を重ねるほどそして賢くなればなるほど、耳たぶが伸びる」と信じられているため、その事から「子供が賢く長寿になるように」という願いを込めて、お誕生日に耳たぶを引っ張るのだそうです。

イタリア

【インドネシア】正しい道を歩むようにと願いを込めて

生後8か月になると、「テダク・シテン」と呼ばれる伝統儀式が行われます。これは「足で地を踏む」という意味で、将来、正しい道を歩むようにという願いを込めて行われるのだそう。
一般的な誕生パーティーでは、インドネシアで特別な意味を持つ山の形をかたどった、喜びや幸せを表す黄色のライスやレッドライスなど、伝統的なメニューでお祝いします。

【タイ】お誕生日にはお寺を参拝するのが習わし

国民の90%以上が敬虔な仏教徒だといわれるタイ。誕生日には、お寺を訪れてお参りをします。お参りといっても、自分が叶えてほしいお願い事をするわけではなく、この世に生を受けたことや産んでくれた両親への「感謝の気持ち」でお祈りを行うのです。また、誕生日のお祝いでお寺を訪れた際には、僧侶たちに食べ物や花、飲み物、お金などを渡す習慣があるそう。

■協力一覧 コアラサークル他