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子どもの好き嫌いを克服する5つのステップと野菜のおやつのレシピ

第4116回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
こんにちは。食育アドバイザーの阿知和梨香です。私の親子料理教室では、これまでに500組以上の親子にご参加いただき、毎回お母さん達から子どもの食事について色々なお悩み相談を受けています。遊び食べ、食べすぎ、食が細い、ばっかり食べ、よく噛まない等、子どもの食事についての悩みは尽きませんね。そんな中でも最も相談が多いのが、子どもの好き嫌いについてです。そこで今回は、子どもの好き嫌いの原因を紐解きながら、克服法についてお伝えしたいと思います。

子どもはなぜ好き嫌いをしてしまうのか。

人が感じる味覚には5つの基本味があります。「甘味、塩味、うま味、酸味、苦味」です。これら5つの味には人間にとって有益なものか有害なものかを示すシグナルがあります。「甘味」は糖のシグナルで、エネルギー源となります。「塩味」はミネラルのシグナルで、体液の塩濃度を調整します。「うま味」はアミノ酸のシグナルで、アミノ酸は体を作るために必要な栄要素です。これら3つの味には、人間にとって必要不可欠な栄養素が含まれているので、私達の体は有益なものとして本能的に欲するようにできています。一方で、「酸味」は腐敗のシグナルで、「苦味」は毒のシグナルを示しています。この2つの味は、人間にとって有害なものと判別されます。大人は食経験を増やすことで、酸味と苦味のある食べ物を好むようになります。しかし、まだ食経験の少ない子ども達にとっては、酸味と苦味のある食べ物は危険信号と認識してしまうのです。酢の物やピクルス等の酸っぱい食べ物や、ピーマンやゴーヤ等の苦い食材が苦手な子ども達が多い理由は、人間の体にそなわっている本能的なものが原因だったのです。

好き嫌い克服のための5ステップ。

本能的に苦手な味を好きになるには、食経験を重ねることが重要です。大人は緑茶やコーヒー、梅干しや酢の物など、子供の頃に好きではなかった食べ物が、いつの間にかに嗜好が変わって好きになったという経験があると思います。子ども達に苦手な食材を無理やり食べさせるのは嫌な思い出として残ってしまうので逆効果ですが、楽しく食卓を囲みながら苦手な食材を食べられる経験を積むことによって、いつの間にか好きな食べものに変わっている日が来るはずです。これからお伝えする5つの方法を試しながら、あなたのお子さんに合う方法を見つけてもらえれば幸いです。

ステップ1:盛り付け方を変える
子ども達の好き嫌いは、味だけでなく雰囲気や見た目もとっても重要です。例えば、いつも大皿料理で出しているご家庭なら、子ども専用のお皿に盛り付けてあげる。又は苦手な食材にピックをつけてお子様ランチ風にしてみる。或いは家での食事でもあえてお弁当箱につめてピクニック気分で食べる。いつもと雰囲気を少し変えただけで特別感が出て、子どもの気分が上がり苦手な食材を食べてくれます。

ステップ2:切り方や調理法を変える
子どもの好き嫌いは、味の他に食感も大きく関わってきます。最近の子ども達は、ナスの食感が苦手で食べられないという子がとても多いです。ナス以外にも、キノコの食感やトマトの皮や種が苦手な子も多いです。そんな子ども達には、切り方や調理法を工夫してみましょう。例えば、食感の感じ方が変わる千切りやみじん切りにして料理に使う。或いはトマトは湯剥きをして種を出してから果肉部分だけを食べさせてみる。他には、ナスは天ぷらにしたり、キノコはポタージュスープにしたりして食感を変える切り方や調理法を試してみましょう。

ステップ3:お手伝い
お手伝いには子どもの好き嫌いを克服する要素がたくさんあります。お手伝いの途中で味見を要求してきたらチャンスです。苦手な野菜も生でパクパク食べたり、料理の味付けの途中で味見ができたりするのもお手伝いの良いところ。また、自分で頑張って作った料理は思いがたっぷりつまっているから、完食してしまうのです。料理のお手伝いは食材や作ってくれた人への感謝の気持ちを育むことができます。子どもがキッチンに一緒に立つと時間がかかってしまうと敬遠しがちですが、ピーラーで皮むきをしたり、葉物野菜を手でちぎったり、料理をお皿に盛り付けたり、できることから少しずつでよいので、子どもと一緒に料理を楽しみましょう。

ステップ4:好きな食べもので隠す
苦手な味に少しずつ慣れてもらうために、好きな食べものの中にみじん切り又はペースト状にして、加えてみましょう。カレーやハンバーグやミートソースなどの子どもが好きな料理に入れます。子どもが気づかずに食べられたのなら、「〇〇食べられたね。すごいね!」と褒めてあげましょう。これを繰り返していくうちに、徐々に苦手な食材の形を大きくしても食べられるようになります。

ステップ5:ちょっと一息
これまでの4つのステップを試してみて、それでもダメだった時は、少し休憩をしましょう。お母さんが疲れて怖い顔になってしまうと何をやっても子どもは食べてくれません。ステップ5はお母さんがゆっくり休息をする時間です。心に余裕ができたらまたステップ1から試してみてください。前回はダメだったのに今回は成功したなんてことはよくある話です。応援しています。

野菜のおやつ 3種の野菜のスティックビスケット

子どもが苦手な野菜の代名詞「にんじん」と「トマト」を使った、美味しいビスケットのレシピをご紹介します。

【材料(20本分)】
にんじん・・・30g(約1/3本)
パセリ・・・3本(乾燥パセリなら小さじ1)
ドライトマト・・・3個
黒ごま・・・大さじ1
全粒粉・・・50g
小麦粉・・・50g
菜種油・・・20g
トマトジュース・・・20㏄
塩・・・2つまみ

【作り方】
①にんじんはすりおろし、パセリとドライトマトはみじん切りにし、黒ごまはすり鉢ですりつぶす。
②すべての材料をボールに入れて、ゴムベラでひとまとまりになるまで混ぜる。
③20等分にして、15㎝程度の細長い棒状に手で伸ばす。
④仕上げに表面に塩(分量外)を少々ふりかける。
⑤180℃のオーブンで約18分焼く。

【ポイント】
細長い形に仕上げると、カリっとした食感になって美味しいです。太さによって焼き時間が変わるので、途中で焼き色をご確認いただき、時間を調整してくださいね。

最後に

子どもを持つ母親なら1度は子どもの食事に悩んだことがあるのではないでしょうか。自分の子どもだけが好き嫌いが多いのではないか、これで栄養が足りているのだろうかとあまり悩まない様にしてくださいね。いつかは必ず食べてくれる日が来ます。何よりお母さんの笑顔が子どもにとっての一番の栄養です。出来る範囲で少しずつ、5つのステップを試してみてください。そして、もし嫌いな食材を食べられた時には、たくさん褒めてあげてくださいね。

●お話を聞いた人

阿知和梨香 先生
阿知和梨香 先生
食育クッキング
食育アドバイザー。心と体に優しい子ども料理教室「食育クッキング」主宰。大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰する傍ら、保育園で食育授業をしたり、自治体が主催する食育講座の講師を務めたり多方面で活躍中。
食育アドバイザー。心と体に優しい子ども料理教室「食育クッキング」主宰。大手食品メーカーで10年間商品開発を担当し、数多くのヒット商品を発売。現在は子ども料理教室「食育クッキング」を主宰する傍ら、保育園で食育授業をしたり、自治体が主催する食育講座の講師を務めたり多方面で活躍中。
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