妊娠中に生卵は食べられるの?赤ちゃんのアレルギー予防との関係は?

妊娠中に生卵は食べられるの?赤ちゃんのアレルギー予防との関係は?

この記事では妊婦さんが生卵を食べることについて、医師監修のもと解説します。妊娠中に生卵を食べることは、禁止されているわけではありません。しかし、控えたほうがよい理由や食べるときの注意点などがあります。

妊娠中は、お酒やたばこ、生ものやカフェインなど控えたほうが良いものがいろいろありますよね。卵かけご飯やすき焼きを食べるときに使う生卵は、妊娠中に食べて良いのか心配な妊婦さんもいると思います。ここでは、妊娠中に生卵を食べても大丈夫なのか、食べるときのリスクや注意点についてお話ししていきます。

妊婦さんは生卵を食べても大丈夫?

卵は、完全栄養食品と称されるほどタンパク質、脂質が多く含まれているほか、リン、カルシウム、鉄分や各種ビタミンも摂取できます。妊娠中、特につわりの時期には食が進まず、さらっと食べられ、栄養価の高い卵かけご飯が食べたくなる方もいると思います。妊娠中に生卵を食べることは、禁止されているわけではありません。しかし、控えたほうがよい理由や食べるときの注意点などがありますので、次に説明していきます。

妊娠中に生卵を控えたほうがよい理由

生卵を食べることを控えたほうがよい理由として、サルモネラ菌による食中毒の発症があります。この菌は、卵の殻に付着していることがあり、卵を割ったときに菌が中に入り、加熱せずに食べることで菌を体内に入れてしまうことになります。サルモネラ菌が増殖しやすい状態ですので、生卵の摂取を避けたほうがいいというのはこのためです。

妊娠中にサルモネラ菌に感染をすると直接おなかの赤ちゃんに影響があるわけではないですが、腹痛や下痢、嘔吐などの症状がでることがあります。そのときに薬が使えない場合がありますので、感染しないように注意しましょう。

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