家計簿アプリでシンプルに使えるおすすめ8選【2019年版】

第4回 あなたは家計簿どうしてますか?
家計簿アプリにシンプルな使いやすさを求める方は多いです。それは、機能がたくさん付いていても、宝の持ち腐れになりやすいからです。ただ、シンプルなアプリを探そうにも、どういったものがよいか、わからない方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、シンプルに使える家計簿アプリのおすすめをご紹介します。

家計簿アプリの特徴

アプリストアをチェックすると、たくさんの家計簿アプリがあります。家計簿アプリは「シンプルタイプ」「総合管理タイプ」「レシート読み取りタイプ」の3パターンにわかれます。それぞれの内容は、以下をご確認ください。

家計簿アプリは、アプリに何を期待するかによって選び方が変わります。使用の用途や自分の性格に合わせて選ぶようにすると失敗しませんよ。最低限の記録ができればよい場合は、余計な機能が付いていない、シンプルタイプやレシート読み取りタイプのアプリがおすすめです。一方、無駄な出費をなくすために、しっかり家計管理をしていきたい方は、総合管理タイプを選んだ方がよいでしょう。ただ、初心者にとって一番大事なことは、「家計簿をずっと続けられそうか」に尽きます。そのため、特徴やメリットを見比べて、印象のよいアプリを選ぶことがポイントになります

家計簿アプリのおすすめ9選

それでは、おすすめの家計簿アプリをタイプごとにみていきましょう。用途や、自身の性格にマッチしたアプリを探してくださいね。

シンプルタイプ

まずは、シンプルに使えるタイプのおすすめ家計簿アプリです。基本的な操作を「手動」で行うのが特徴で、使用感は紙の家計簿に近いと言えるでしょう。たしかに、入力の手間はありますが、レシート読み取り機能が付いたアプリに比べて、「節約しなくちゃ…」という意識が働きやすくなるでしょう。その結果、節約や貯蓄といった家計管理の確実性は高まるはずです。よって、シンプルタイプは、レシートを手入力でアプリへ登録し、節約の意識を高めたい方におすすめです。それでは、シンプルタイプの家計簿アプリを見ていきましょう。

おカネレコ

おカネレコは、シンプルなデザインで見やすさが魅力のアプリです。会員登録不要で、アプリのダウンロードが終わればすぐに使えます。データの入力も簡単で、お金を使ったらアプリを起動し、出費の金額とカテゴリーを入力すれば完了です。また、その際に写真の登録も可能です。買ったものや食べたものの写真を一緒に貼り付ければ、後で振り返ったときに、出費の内容がイメージしやすいです。一方、おカネレコには、通帳やクレジットカードの明細を自動記録できる機能がありません。あくまでもシンプルさを重視したアプリと言えます。また、有料版では、テーマカラーの変更、Excel(CSV)出力、広告の非表示、DropboxやEvernoteへのバックアップ、レシート読み取り機能などが使えるようになります。

おカネレコHP

かけ~ぼ

かけ~ぼもシンプルなデザインと、入力の手軽さが人気の家計簿アプリです。収支を記入する際にメモを付けることができるため、出費の内容を後から見返せます。また、無料アプリの場合、アプリ内で広告がいたるところに貼られていますが、かけ~ぼは他より広告表示の数が少ないです。そのため見た目のストレスも感じにくいアプリと言えますよ。一方、アイコンの表示にはわかりにくさがあるため、スムーズに使いこなせるまでに少し時間がかかるかもしれません。

Google Play

App Store

らくな家計簿

らくな家計簿は、金額入力のしやすさや見やすいグラフが人気のアプリです。具体的には、費目ごとの出費の具合がグラフで確認できます。レシートの読み取り機能はありませんが、その分、迷いにくいシンプルな操作が魅力です。「高機能のアプリは手に余って使いこなせない」という方におすすめですよ。なお、アプリ内では「収入から支出を差し引いた金額」が確認でき、貯金計画も立てやすいです。また、金額を入力する際のキーボードには電卓機能が付いているため、計算にいちいち他の電卓を使う必要がありません。他にも、音声入力、パスワード設定、自動バックアップなどの機能が揃っています。

Google Play

App Store

総合管理タイプ

次の家計簿アプリの種類は、資産を一括で管理できる総合管理タイプです。銀行口座、クレジットカード、ポイントカード、電子決済などとアプリを連携することで、自動で出費データを取り込むことができます。日頃から現金をあまり持ち歩かない方は、総合管理タイプがおすすめ。ただアプリによっては、買い物レシートの読み取り精度がそこまで高くないものもあります。それでは、総合管理タイプの家計簿アプリを見ていきましょう。

マネーフォワードME

マネーフォワードME (旧/マネーフォワード)は、総合管理タイプのアプリで、3年連続でGooglePlayのベストアプリに選ばれた実績をもちます。評価の理由は、マネーフォワードMEに以下の特徴があるからです。

これらの理由から、マネーフォワードMEは「資産や収支をしっかり管理したい」「買い物はカード類の利用がメイン」という方におすすめです。また、無料版はホーム画面に、ニュースや広告が表示されます。それらを非表示にしたい場合は、有料版へ切り替えるとよいでしょう。

マネーフォワード MEのHP

Moneytree(マネーツリー)

Moneytreeは、セキュリティーの強化に力を入れる総合管理型アプリです。ファイナンスアプリとしては国内初のプライバシー認証機構「TRUSTe(トラストイー)」を取得しています。TRUSTeは個人情報の利用や保護を行う事業者のWEBサービスを対象に、個人情報保護法より高い基準で審査を行います。Moneytreeは個人情報の入力に抵抗がある方へおすすめしたいアプリです。他にも、2,600以上の銀行やクレジットカードとの連携も可能です。しかも、Moneytreeの場合、銀行やカード類の取引明細を自動的に取得し、項目の仕分けをAIが自動的に判別してくれます。また、引き落とし金額が大きい場合、アラートで知らせてくれる機能もあります。このように、Moneytreeはお金の流れを安全に管理できるのが魅力です。

MoneytreeのHP

Zaim(ザイム)

Zaimは約800万ダウンロードされた人気のアプリです。口座連携の機能では、銀行やクレジットカードの利用明細を、自動的に取得かつ分析してくれます。費目を自由に追加編集できるので、細かく家計簿をつけることが可能です。レシート読み取り機能、データの出し入れ、家族とのアカウント共有といった便利な機能もしっかりと備わっています。なお、有料版にアップグレードを行うと、複数アカウントの切り替え利用ができます。家族用、お小遣い用など、アカウントを使い分けたい方にピッタリのアプリと言えますよ。

ZaimのHP

LINE家計簿

LINE家計簿は、LINEアプリ内「ウォレット」タブで利用できる家計簿アプリです。LINEを利用していれば、あらためて別でアプリをインストールする必要はなく手軽に利用できます。ただ、アプリ版(LINE家計簿アプリ)には、銀行口座やクレジットカード(電子マネー)との連携、レシートの読み込みなどのより便利な機能がついているので、きちんと家計簿をつけたいのであれば、アプリ版をダウンロードした方が満足度は高いでしょう。なお、アプリ版とLINE版の間でデータを共有することができるので、両方を使うと、同じデータを繰り返し入力する手間が省けます。また、アプリ版にはレポート機能も付いています。レポート機能を利用すると、前週と今週、前月と今月といった収支の比較ができて便利ですよ。

Line家計簿のHP

レシート読み取りタイプ

家計簿アプリのレシート読み取り機能は、合計金額しか正しく読み取れないものが多いのですが、読み取り精度に力を入れているアプリであれば、購入した店名、品物名など、幅広い項目の正確な認識が期待できます。それでは、レシート読み取りタイプの家計簿アプリを見ていきましょう。

レシーピ!

レシーピは、金融機関との口座連携はできませんが、レシート読み取り機能の精度が高いアプリです。しかもレシートの合計金額だけではなく、その内容(店名や品物名)まで、幅広く認識が行えます。また、レシーピ!では、撮影したレシートから購入した食材を見分けて、その食材を使ったおすすめレシピを提案する機能も付いています。毎日の献立選びに悩む方であれば、試す価値のあるアプリですよ。また、レシーピ!は使用モードが2つから選択できます。1つは「かんたんモード」で、もう1つが「しっかりモード」です。しっかりモードでは、複数の帳簿やクレジットカードの支出を手動で管理できます。

レシーピ!のHP

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まとめ

以上、シンプルに使える家計簿アプリのおすすめを8つご紹介しました。自分と相性のよさそうなアプリがイメージできたのではないでしょうか。シンプルなアプリなら、紙の家計簿の延長線上で使えます。そこまで高機能を求めず、手軽に家計簿をつけたい方はぜひ検討してみてくださいね。