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上手に転校するためのポイントとは?

ネガティブにならない転校の作法
子どもがいじめや不登校に悩んでいる場合、環境を変えるため転校をするのもひとつの選択肢。転校を円滑に進め、新しい環境に早く溶け込むためにはどのようなことが必要なのでしょうか? 子育て本作家の立石美津子さんに伺いました。

●まずは担任の教師に相談

まず、現在通う学校の担任には、どのように転校の話を切り出すべきなのでしょうか?

「どうせ転校するからといって、今の担任とろくに話もしないのはよくないですね。やはり、何が理由で転校したいと思っているのか、包み隠さず正直に伝えましょう。『子どもがこういう問題を抱えているのですが、先生はどう思われますか?』と相談して意見を求めることが、人としての配慮です。相談することにより、これまでは問題解決に及び腰だった先生も深刻さに気付いて一生懸命になってくれるかもしれません。そこでもし、やっぱりこの先生には任せておけないと思ったら、転校の決意も固まりますよね」(立石さん、以下同)

では、転校先を選ぶ際には、どのような点に気をつけたらよいでしょうか?

「とにかく実際に見に行った方がいいです。なかには公開授業がある学校もありますし、それがなければバザーなどのイベントでもいいので足を運んでみるといいでしょう。子どもたちの雰囲気や先生方の対応などで、ある程度学校の空気が分かります。もし直接問い合わせるのが難しい場合は、地域の役所の相談窓口に『転校したいのでいくつか学校を見たい』という相談をしましょう。自治体によっては間に入って見学の段取りを整えてくれるところもあります」

上手に転校するためのポイントとは?

●前の学校の悪口は言わない

晴れて転校が叶ったとしても、心構えとして覚えておきたいことがひとつ。それは、「学校は選べても、担任の教師は選べない」ということです。

「学校や校長がよくても、担任が悪かったらダメなんです。私立であろうと、公立であろうと1組は子どもたちが授業に集中しているのに、2組は学級崩壊しているというケースもあります。結局のところ、担任の先生に大きく左右されてしまうわけです。だからといって担任は選べません。子どものためにも、担任とはうまく付き合うことが大事です」

よくあるパターンは、新しい担任の先生に、前の担任の悪口を言ってしまうこと。そうすると、「自分もいずれそういう風に言われるかもしれない」と考えてしまい、子どもや保護者との間に微妙なスキマが生まれてしまいます。あくまでも、前の学校で起こった事実を話し「少し配慮しておいてほしい」と伝えるだけに留めておいた方がよいです。

転校は子どもにとっても、親にとっても環境を大きく左右する出来事。転校する目的を見失わないためにも、できる準備はすべてやったうえで、転校を実行することが望ましいのかもしれません。

(構成・文:末吉陽子/やじろべえ)

お話をお聞きした人

立石美津子
立石美津子
子育て本作家・講演家
幼稚園・小学校向け課外教室「エンピツらんど」の創業者。現在も0歳~小学校低学年の子ども達と触れ合いながら執筆、講演活動に奔走。自らは自閉症児を育てる母親。
幼稚園・小学校向け課外教室「エンピツらんど」の創業者。現在も0歳~小学校低学年の子ども達と触れ合いながら執筆、講演活動に奔走。自らは自閉症児を育てる母親。

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日本実業出版社
1,404円
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「はずれ先生」にあたったとき読む本
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青春出版社
1,404円
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