ママ友も国際化!外国人ママ友との交流

第382回 今日のこれ注目!ママテナピックアップ
近年、日本の外国人旅行者の割合が増加したり、海外に拠点を置く企業が増えたりと、国際化が進んでいます。ママ友交流でも、外国人ママとお付き合いすることは、珍しいことではなくなっているようです。日本人とは少し違う、外国人ママ友についてまとめます。

ママ友も国際化!外国人ママ友との交流

●外国人ママ友ならではのフレンドリーさ!

初めて会うママ友だと、緊張してお互い無口になってしまったり、顔色をうかがいながら会話したり、打ち解けるまで時間がかかるケースが多いですよね。外国人ママ友に関しても同じで、はじめは言葉の問題など、コミュニケーションがうまくとれるか、不安になるものです。しかし外国人ママ友の違う点は、「フレンドリーさ」です。図々しいと捉える人もいるかもしれませんが、日本人特有の「距離感」を気にせず、一気に近づいてくれる、近づこうとしてくれていると好意的に感じるママは多いようです。

●子どもに学ぶ、外国人ママ友との付き合い方

世界の国々に比べると、「日本人はシャイだ」とよく言われます。日本人ママ友でさえ緊張するのに、外国人ママ友なんて…という人も多いでしょう。海外に行くと、心細くなることはありませんか? 日本人をみつけると、なぜか安心しませんか? そう感じるのは、外国人ママも一緒です。慣れない土地で、慣れない子育てをする。出身がどこであろうと、同じ「ママ」であることに変わりはありません。ネット上でみつけた、エピソードを紹介します。

Aさんの息子Bくん。近くにはアメリカや中国、イタリア、フィリピン、オーストラリアから来た親子がいるそうです。文化も話す言語もそれぞれ違いますが、Bくんは相手が誰でも、普段使っている関西弁で話すのだとか。Bくんにとっては、相手の出身も言葉も関係なく、そこにいれば話しかけ、一緒に遊ぶ。名前がわからなくても、「トモダチ」と呼ぶのだそう。

大人になると、自分と違うものに違和感を覚えるようになります。しかし、子どもたちのように、共通点に目を向けるようにすれば、外国人ママ友との付き合いも変わっていくのではないでしょうか?

●外国人ママ友に学ぶ、日本の子育て事情

日本は海外に比べると、「子育てしづらい環境」と言われています。例えば、ベビーカー使用中にバスや電車に乗るとき、日本だと邪魔者扱いされることもあり、気を遣ってたたみますよね。しかし海外では、ベビーカーの使用は、赤ちゃんを持つ親の権利として認められていて、こうした冷たい視線を送る人はいないのだとか。むしろ進んでベビーカーを運んでくれたり、赤ちゃんを抱いていると席を譲ったりするのが当然だそう。外国人観光客に聞くと、「日本人はとても親切」と言われますが、当の日本人は、子連れに対してはまだまだ冷たいというのが現状です。

外国人ママ友との交流は、なかなか始めにくいかもしれません。しかし子育てをするママ同士、わかりあえることもあるはずです。他の国の文化に触れたり、日常が英会話教室のようになったり、楽しいこともたくさんあります。近くに外国人ママがいる人は、思い切って話しかけてみてはいかがでしょうか?
(文・明日陽樹/考務店)

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