おかずの王者です!「鶏のから揚げ」

第5回 新渡戸文化子ども園のすごい給食
「生野菜を食べなかった子がサラダ好きに!」「魚嫌いが直った!」……今、ある学園の「給食」が注目を集めています。それはかつての五千円札の肖像としても有名な、日本初の農学博士・新渡戸稲造が初代校長を務めた「新渡戸文化子ども園」の給食。そこで生徒たちの投票でとくに人気の高かったレシピを一部ご紹介。ついに2位に輝いた定番人気おかずの登場です!

人気給食 第2位|「鶏のから揚げ」 

新渡戸文化 鶏のから揚げ

【栄養価】 子ども 116Kcal 大人 232Kcal

【材料】(大人2人・子ども2人分)

鶏もも肉 1枚(250g)
しょうが 4g【すりおろす】

調味料A(まぜておく)

小さじ1/3
大さじ1/2
濃い口しょうゆ 大さじ1
薄力粉 大さじ2
揚げ油 適量(鍋の2cmの深さ)

<用意する道具>

おろし金 /ジップロック®/ ボウル /フライパン(揚げ物用) /さいばし

下ごしらえ1 【出勤前】

STEP1. 切る

鶏肉を一口サイズに切る。

※カロリーを気にする場合は、皮をとりますが、子どもは皮が好きなので、残します。

STEP2. 下味のタレを作る

しょうがは皮ごとすりおろし、調味料Aと合わせる。

STEP3. 2時間以上おく

ジップロック®に鶏肉と下味のタレを入れ、肉にもみ込むように混ぜ、冷蔵庫で2時間以上おく。

調理する【帰宅後】

STEP1. 粉をつける

揚げる直前に薄力粉をつける。

※揚げる直前に粉をつけるのがカラッとするポイント。余計な粉は落として。

STEP2. さいばしから小さい泡がすぐにシュワシュワが170℃の目安

フライパンに揚げ油を2cmぐらいの深さまで入れ、170℃に熱する。

STEP3. 3~4分揚げる

下味のついた鶏肉を入れ、3~4分揚げて、できあがり。

※「揚げ過ぎ」「揚げ不足」になりがちな人は高温で2度上げを

180℃で、2分揚げて、一度とりだす。4分休ませ、再び180℃で1分、きつね色に色づくぐらいで引き上げると、中に火が通りジューシーに仕上がる。

アレンジ

下味のタレを白ワインベースに変えて、おしゃれから揚げに。

【バジルから揚げ下味タレ】
にんにく…半片(3g)【すりおろす】
乾燥バジル…小さじ1/2
塩…小さじ 1/2
白ワイン…大さじ1
牛乳…大さじ1

【おすすめの栄養バランス献立】 

マークの意味:
○力になる ■肉や骨を作る ▲体の調子を整える

○桜おこわ・■○から揚げ・▲菜の花のおひたし・▲すまし汁・○■いちごミルクゼリー

鮑子先生より

子どもたちの大好きなから揚げだからこそ、おいしく作りたいですね。ポイントはしっかりと下味をつけることと、揚げすぎないこと。ついつい食べ過ぎてしまうから揚げには、副菜に野菜を使ったさっぱりと食べられるものをプラスしましょう。

監修

鮑子奈緒美先生 新渡戸稲造
鮑子奈緒美
新渡戸文化子ども園 管理栄養士
東京文化短期大学(現新渡戸文化短期大学)を卒業後、東京都中野区の公立小学校で10年間栄養士を務める。恩師の新渡戸文化短期大学大島恵子教授の勧めで、新渡戸文化学園へ。子ども園や小学校の給食を担当、同園の食育にも携わる。
東京文化短期大学(現新渡戸文化短期大学)を卒業後、東京都中野区の公立小学校で10年間栄養士を務める。恩師の新渡戸文化短期大学大島恵子教授の勧めで、新渡戸文化学園へ。子ども園や小学校の給食を担当、同園の食育にも携わる。